火事で両親を亡くしたため、徳島から関西の親戚・金山家へ引っ越してきた強と悦子の兄妹。押入れに追いやられ、おばさんからは「施設に行け!」と毎日いやみを言われてばかり。それでも持ち前の元気と明るさで、二人は今日もたくましく生きるのだ!
両親を亡くし、親戚の家に引き取られてからは毎日を生きるためにサバイバルな強と悦子の兄妹。そんな折り、死んだ両親が七年前に二人に宛てた手紙が届く。
和歌山に住むおばさんのいとこ夫婦が悦子を養子として引き取りたいと言ってきた。だが、強に知れると絶対に反対されると思ったおばさんは、悦子にだけそのことを伝える。悦子も強に黙って和歌山へ行こうとするのだが…。
金山家にお祖父さんとの同居話が持ち上がった。「二人が出て行けばお祖父さんと暮らせる」おじさんとおばさんが話しているのを聞いた強と悦子は家を出て行くことにした。だが、行くあてもない二人は途方にくれてしまう。
強と悦子が金山家に引き取られてから一年が経った。二人を追い出そうとしていたおばさんもついに養子縁組することに賛成し、ようやく強と悦子は金山家の家族となった。そして18年後、悦子は結婚することに…。