あらすじ

ムサシは影武者として、天下分け目の関ヶ原の戦いに参戦することになった。しかしその指名は薮千代の影武者として死ぬこと。味方の影武者隊が全滅し、敵の真っ只中で孤立するムサシは、遂に死ぬ覚悟を決め、敵を斬って斬ってきりまくる。そんな時、小早川秀秋が東軍に寝返った!
ムサシ 1巻

佐々木小次郎はなんと別の人間だった?村を襲う少年盗賊団の一味だったムサシが、幼い頃にコジローと出会い、やがて剣豪として日本中にその名を馳せるまで。小池一夫と川崎のぼるのコンビが描き出す、新解釈の剣豪・宮本武蔵の物語。巻頭カラーページも多数収録!

ムサシ 2巻

村からさらった少女・おつうと行動を共にするムサシとコジロー。ともに侍を恨む二人は、強くなるために危険を冒して手に入れた砂鉄で、刀を作る。完成したその刀の切れ味を試すため、武者修行者に勝負を挑むコジロー。その男こそ、眼流・佐々木小次郎だった…!

ムサシ 3巻

佐々木小次郎を倒し、その名を名乗ることにしたコジロー。しかし礼儀を知らないそのやり方に納得がいかないムサシは、コジローに勝負を挑む。ともに剣技が未熟な二人は体力勝負を続け、結局決着はつかなかった。そして二人は再戦を誓い合い、別々に武者修行の旅に出る。

ムサシ 4巻

武者修行者は戦いを挑まれたら受けるのがルール。しかし弟や妹の生活を支えるため、武者修行で生計を立てる泥之助に勝負を挑まれたムサシは、弟や妹の身を案じ、勝負を避けて逃げる道を選ぶ。剣豪として命取りとなる甘さ。しかしその直後、ムサシは初めて人を斬ることになる…。

ムサシ 5巻

ムサシと別れ、「物干竿」と名付けた長い刀で一人修行を続けるコジロー。ツバメに糞を引っ掛けられて頭にきたコジローは、川岸に住み着き、やっきになってツバメを斬ろうとしていた。しかしその無駄とも思える時間が、あの伝説の技「ツバメ返し」を生み出そうとしていた…!

ムサシ 6巻

修行で二刀流を編み出したムサシは、武者修行者に勝負を挑み、勝利する。宮本の姓を与えられ、遂に武者修行者としての第一歩を踏み出したムサシは、天下一の剣豪となるため修行者の集まる京を目指す。その頃、コジローも既に名を知られる修行者となっていた。

ムサシ 7巻

生活のためコジローに戦いを挑んだ泥之助は、その長い刀に対抗するため秘密兵器を作る。しかしその動きを察したコジローは、泥之助の弟を人質に取り秘密を聞き出してしまう。秘密を知られ、健闘むなしく敗れた泥之助。かつて勝負を避けた親友である彼の悲報を聞いたムサシは…?

ムサシ 8巻

ムサシを探して旅を続けるおつうは、風邪をひいて旅籠で寝込んでいた。おつうに想いを寄せる剣士・梅剣は日夜、献身的に看病をする。しかし梅剣は知っていた。おつうがムサシに思いを寄せていること、そしてそのムサシは、明日梅剣が死闘を演じる相手であることを…。

ムサシ 9巻

浮田薮千代と名乗る男に勝負を挑んだムサシだが、なんとその男は大名の息子だった。たちまち大勢の騎馬隊に囲まれてしまったムサシ。しかし敵の豪傑三人を倒したムサシは、なんと薮千代の影武者として召しかかえれらることに…。

ムサシ 10巻

ムサシは影武者として、天下分け目の関ヶ原の戦いに参戦することになった。しかしその指名は薮千代の影武者として死ぬこと。味方の影武者隊が全滅し、敵の真っ只中で孤立するムサシは、遂に死ぬ覚悟を決め、敵を斬って斬ってきりまくる。そんな時、小早川秀秋が東軍に寝返った!

ムサシ 11巻

家康に捕らえられたムサシ、コジロー、梅剣は三人で勝負をすることを命じられる。友情で結ばれた三人は相討ちの道を選び、心を打たれた家康によって解放された。しかし、友情と武者修行という相反するその問題に直面してしまった三人は、次はないことを確認し、それぞれの剣を究める旅に出る!

ムサシ 12巻

遂に京に辿りついたムサシは、噂に名高い日本一の剣士と勝負するため道場を訪ねる。そこにいたのは日本一・二と謳われる兄弟。そのあまりの凄腕にムサシはすっかり萎縮してしまう。しかしそれは兄弟の策略だった。剣もまた兵法、ムサシはここでまた剣の道を学ぶ。

ムサシ 13巻

ムサシは日本一・二の剣士の戦略を逆手にとって、わざと開始時刻に遅れ、さらに相手をイラつかせる作戦で二人を倒す。しかし今度は心を許した末弟・又七郎と戦うことに。まだ少年の又七郎。しかし子どもでも恋人でも肉親でも、立ちふさがる者は倒さねばならないのが、剣の道…。

ムサシ 14巻

日本一の剣士の名を獲得したムサシは、友人である梅剣とコジローの挑戦を受ける立場となる。それは剣士として生きる道を選んだ三人の宿命。桃剣を倒したムサシは、宿命のライバルであり親友である、コジローの待つ島へと船を漕ぎ出す。遂に、二人のあの勝負が始まる…。入魂の剣豪ロマン、ついに完結!