あらすじ「―――克服あれ。」<ケルベルス>遊撃小隊の紅犬(ロッター)こと、陽炎・サビーネ・クルツリンガー(14歳)。狙撃手。彼女の中にあり続ける「彼女」と「私」、そして愛した父。紅きスナイパー、陽炎の胸を射抜く「記憶」と脳を貫く「記録」の物語が今、幕を開ける。