あらすじ

中立地帯クロスの総督の娘・クレア。総督の一族の女性には人の病気を治す奇跡の力を持つ人が何人も出ていて、クロスの聖女と呼ばれている。だが、クレアは失った力を取り戻せず、クロスの聖女を名乗ることに悩む。そのクレアに代わり、聖者サナトールはクロス市街に幻の木を出現させ、その枝で天空を覆い尽くすが、それを見た市民たちは…!?
癒しの葉 1巻

ドミナトール王国の青年・ユーリグは長官の命令により、聖地フローンズ島から俗界へ渡って来る聖者サナトールを中立地帯クロスにて出迎え、そのまま護衛につく。その護衛にはユーリグの他、友好国エクシア、商業都市フルゴール連合、宿敵アビゴール連邦からも一人ずつ選ばれる。サナトールが所持する不思議な力のある癒しの葉とは一体!?

癒しの葉 2巻

中立地帯クロスの総督の娘・クレア。総督の一族の女性には人の病気を治す奇跡の力を持つ人が何人も出ていて、クロスの聖女と呼ばれている。だが、クレアは失った力を取り戻せず、クロスの聖女を名乗ることに悩む。そのクレアに代わり、聖者サナトールはクロス市街に幻の木を出現させ、その枝で天空を覆い尽くすが、それを見た市民たちは…!?

癒しの葉 3巻

聖者サナトールの前に現れた謎の男たちは、サナトールが邪悪な影の民を招き寄せて世界を支配しようとしていると告げ、彼を抹殺しようと迫る。だが、サナトールを助けようと駆けつけたユーリグたちの前で彼が見せたものは、空が裂け、星が煮えたぎるように燃える光景。そしてその彼方から、闇の船に乗って影の民たちがやって来ると言うが…。

癒しの葉 4巻

影の民は闇夜に帆のない舟でやって来て、取り憑く相手を求めてさまよう。そして、取り憑かれた者は人が変わってしまったかのように凶暴になり、やがて死に至る…。その影の民が、かつてないほどの規模で中立地帯クロスに攻め入って来る。一方、アビゴール連邦のセレスを父と伯父の仇と狙う少女・フィリニオンが現れ…。

癒しの葉 5巻

聖者サナトールは中立地帯クロスを発つことを告げる。ユーリグ、アジン、リュセル、そしてセレスと彼を仇と狙う少女、フィリニオンも同行を決意する。行き先はユーリグの故郷、ドミナトール王国。一方、クロスでは総督が倒れ、彼の娘、クレアの婚約者グレンのもとに影の民が。そしてセレスが影の民に矢で射ぬかれ、重傷を負ってしまう…。

癒しの葉 6巻

中立地帯クロスの総督の娘・クレアの婚約者のグレンは、クレアがユーリグを愛していると知り、一人悩み苦しむ。一方、ユーリグの兄・オルフェ王子に拉致されたセレスに危機が迫る。ユーリグはドミナトール王国国王の実の息子であり、2年前に国王暗殺を企て、次は第一王子・オルフェを狙ってくると言うのだが…。

癒しの葉 7巻

影の民とは人間の恨みと憎しみの成れの果てなのか。ユーリグ誕生の秘密や兄との確執、そしてセレスの母親の死の謎などが明らかになった時、セレスを襲った影の民の矢が癒しの葉へと変わった。そしてセレスは、影の民とは自分自身の心の中にある不平不満や恨み、憎しみと気づく。一方、オルフェはアビゴールに宣戦布告を!!

癒しの葉 8巻

聖者サナトールの護衛についたドミナトール王国のユーリグ、アビゴール連邦のセレス、そしてアジンやリュセル、クレア、フィリニオンたちは数々の出来事を乗り越え、成長する。そして心の通い合ったユーリグとセレスだが、ユーリグの兄・オルフェ王子の命令により、ドミナトールとアビゴールが開戦。二人の運命は!? 癒しの葉の真実とは!?