あらすじ

呪われた出生の秘密を知ったレイ。頼るべき母のないレイを育ててくれたのは、父の姉・大坪麻子だった。しかし、その大坪家が五大龍王・地毒龍王に襲われる! そして、白家神法(はっけしんぽう)の使い手であり、最高龍神の神通力を秘めた宝玉を守って来た白家の巫女・白河真名は、五大龍王から宝玉を取り返す為、レイと行動を共にする事を決意する。──恐るべき魔物が動き始めた! 五大龍王の背後にいるのは、何者なのか!?
明王伝レイ(1)

現代の悲惨な事件にレイが挑戦! 日輪黎(ひなわレイ)は、“変化(へんげ)霊媒体質”。神がかりとなった時、その姿形までもが、おろした神霊に変化する! 父・胎蔵と共に拝み屋を生業とし、今日も魔物を破邪するため退魔行に励む――。芸能界のアイドルたちが生魂にとりつかれる。原因は、ファンの念(おも)いが変化したもので、やがては霊障となって体を蝕んでいくという……。果たして、レイの治療法とは──!?

明王伝レイ(2)

校内暴力、いじめ、幼児虐待、死体遺棄、邪教サギ。魔による悲惨な事件を、レイが解決、癒します! 現代の霊障を描いた心霊コミック、第2弾!! ──鬼子母神として知られる訶梨帝(かりてい)は、一時の怒りに任せ、天龍界を追放された邪悪な五大龍王を牢獄から解き放つ。地上では天変地異が相次ぐが、暴れる五大竜王を鎮圧すべき五大明王の頭となる不動明王の不在により危機は拡大。今、レイの目覚めの時が来る……!

明王伝レイ(3)

呪われた出生の秘密を知ったレイ。頼るべき母のないレイを育ててくれたのは、父の姉・大坪麻子だった。しかし、その大坪家が五大龍王・地毒龍王に襲われる! そして、白家神法(はっけしんぽう)の使い手であり、最高龍神の神通力を秘めた宝玉を守って来た白家の巫女・白河真名は、五大龍王から宝玉を取り返す為、レイと行動を共にする事を決意する。──恐るべき魔物が動き始めた! 五大龍王の背後にいるのは、何者なのか!?

明王伝レイ(4)

天を裂き、地を砕く、最大決戦の幕が上がる! レイは、双子の弟・日輪法水(ひなわのりみず)と出会う。一方、レイと法水の母であり新興宗教「日輪教」の教祖である巫也子(みやこ)に乗り移った破壊神・阿修羅は、真名を仲間に引き込もうとする。阿修羅に立ち向かう真名の運命は!? 一方、人類滅亡を図る強大な魔の正体が明らかになる。それは、弟・法水に乗り移ったルシフェルだった! レイ=不動明王の戦いの行方は?

明王伝レイ(5)

「八大童子」を集めよ! ──強大な魔を倒し、異次元からの帰還を果たしたレイ達。しかし、そこは一年後の日本だった。大地震と大火災による焼け跡からの黒煙が日本をすっぽりと包み込む。この黒煙こそが、「ラーフ(闇)」と呼ばれる悪想念エネルギーの集積した巨大生命体だった! 全ての魔を生み出すラーフを倒すべく、不動明王の従者である八大童子を集めよ、と大僧正から命じられるレイだったが……!?

明王伝レイ(6)

今、八大童子を従えた不動明王レイとの最終決戦が始まる! かつての天使長であり、堕天して魔王になったルシフェルこそ、悪想念エネルギー・ラーフを作り上げた張本人だった。第一部、壮絶なる完結!! ――そして始まる第二部。ルシフェルとの決着を果たし、天上界へと戻ったレイは、神霊としての力を全て取り戻していた。そして過去の出来事を思い出しながら、能力により様々な天国や地獄の世界を行き来するのだが……!?

明王伝レイ(7)

今では天上界へ戻り、高格の神霊として時を過ごすレイ。だが、かつてレイにも霊能者として苦しんだ過去があった……。中学二年生、既に明王が降りるほどの霊能者になっていたレイは、己の力への過信から傲慢になっていた。そんな時、天草詔という転校生が現れる。姑息な手段で試験をこなす所を妨害されたのを逆恨みし、天草に挑むレイは不思議な力に逆襲される。天草の正体は、穢れ神・孔雀明王だった……!?

明王伝レイ(8)

中学生のレイの前に現れた弟子入り志願の霊能力少女。強い霊感を持つ彼女は、レイのように人を救いたいと語り、彼女を霊視したレイは、弟子入りを認めるのだが……!? 少女の情念が恐るべき事件を巻き起こす……! (「わたしだけの‥‥」) ほか、霊となって憑依し、現代に巌流島の決闘を再現しようとする宮本武蔵と佐々木小次郎の執念を描いた「前世の因果」など、全4話のエピソードを収録。

明王伝レイ(9)

UFOに誘拐され、無事帰還したという少年・雅人。彼は睡眠中の夢を通して異星人とコンタクトをとっていた!? 少年の身を案じたレイは、雅人に逆行催眠をかけ、異星人との会話を聞き出そうとするのだが……!? (「悪王と民衆と神」) 他に、京都・本能寺にある織田信長の墓が何者かによって破壊され、墓石が盗まれる事件にレイが挑む「天下統一──過去~現在」など、全4話のエピソードを収録。

明王伝レイ(10)

夜の倉庫街で奇妙な人魂を追いかけていたレイは、不審な様子のクラスメイト達に出会う。シンナーを吸っている彼らには、どうやら他にも秘密がある様子。翌日、レイは同級生・真崎紀子の母親から、紀子の浄霊依頼を受ける。霊傷を受けた紀子には何が……!? (「うつし身にこめられた愛」) 他に、親友の自殺に不審を抱いた著名な音楽家の依頼を受けたレイの活躍を描く「最終楽章の神」など、心霊ファイル全4話を収録。

明王伝レイ(11)

レイが通う学校では、“魔の踏切”が話題になっていた。3度も死亡事故が相次ぐその踏切は、かつて中3の女の子が自殺した過去があり、その地縛霊が事故の原因だという噂がまことしやかに流れる。が、レイだけは、その少女が原因ではないと知っていた。何故なら……!? (「踏切の地縛霊」) 他に、知人のカメラマンから奇妙な写真の相談を受ける「予知写真の報せ」など、全5話のエピソードを収録。

明王伝レイ(12)

かつて一度も枯れた事がなかった井戸が枯れた! 山奥の小さな井戸には、底に龍神様が住むという言い伝えがあった。不吉に感じた老婆からの依頼で、龍神を鎮めに来たレイと父・胎蔵――。話によれば、老婆の息子である市長が井戸を見てから、何かに憑かれた様に人が変わったというのだが……!? (「大馬鹿一代記」) 他に、名画“最後の晩餐”に描かれた十三人目の使徒の謎を描く「神の愛~エルコによる代弁」など全4話収録。

明王伝レイ(13)

いつものように夜の街で占いの店を開いていたレイは、突然、通り魔に襲われ、警察から逃げる為の人質にされてしまう。逃げ込んだ先は寄席で、何も知らない多くの客がいる為、警察は手が出せない状況に――。悪霊に支配されている犯人の攻略に悩むレイだったが、その時、落語が始まり……!? (「意外な悪霊退散法」) 他に、レイがいじめに遭う少年に勧めた呼吸法についてを描く「神の息吹」など、全5話収録。

明王伝レイ(14)

三度も火災に遭った男から依頼を受けたレイが出会った、ひとつの掛け軸。三度の火災に遭いながらも焦げ目ひとつない、その掛け軸には壮絶な祈念が宿っていた。描かれた紀元前インドのアシタ聖者の念により、レイは幽界に引きずり込まれる。憑りつこうとするアシタ聖者を破邪したレイだったが、気付けば、釈迦時代のインドに飛ばされてしまい……? 前巻の「炎に消えたレイ」に続く、レイがたどる仏陀覚醒への旅路とは……!?

明王伝レイ(15)

日輪黎(ひなわレイ)の元に届いた一通の手紙。それは、中南米の内戦地域を取材している戦場カメラマン・木島から送られたものだった。レイは、同封の写真から彼が既に亡くなっている事を読み取るが、木島本人は自分の死が分かってない様子。木島の霊を救済すべく、レイは阿修羅地獄へと赴く……!? 「戦場からの一通の手紙」ほか全6編を収録。『少年マガジンスペシャル』連載で好評を博した第二部、堂々の完結!