「何をしている、まだ仕事は終わってないぞ」苛立ったように私の手を引き、口づける。胸のあいたドレスが肌蹴、覗いた乳首を舌と指で愛撫される… 言葉は乱暴なのに、私に触れる舌先や指は優しい…… こんな偽りの行為に意味なんてない。目の前で私に欲情し熱い眼差しを送るこの人のことだって、いっそ酷い人って思えたらいいのに――…。私は、大学に通いながら病弱な父の治療費などを稼ぐためバイトに勤しむ日々。ある日のバイト帰り、鈴川グループの御曹司・怜二に出会い、父の治療費と引き換えに『恋人のふり』という仕事を依頼されてしまい――…!? 【リア×ロマ】