あらすじ

かつて魔法使いは人間たちを支配していた。そんな魔法使い本来の地位を取り戻すため暗躍する“闇の種子”エルバート。“番人”セレストと最後の戦いが始まった! マジカル・ファンタジー、いよいよ完結!!
Dark Seed―ダーク・シード― 1巻
世界はまだ見えざる扉の向こうにある。だが、未知なる世界は「真の魔法使い」を目指す少女に大いなる使命を与えようとしていた。扉は今、開かれようとしている――。
Dark Seed―ダーク・シード― 2巻
魔法学校の落ちこぼれ生徒・セレストは、偉大なる魔法使いレディ・アグネスから、邪悪な闇の力を封じる「番人」の役目を継承する。そんななか、“闇の種子”を目覚めさせた少年・ニコルが、不気味な変貌をとげていた!
Dark Seed―ダーク・シード― 3巻
かつて魔法使いは人間たちを支配していた。そんな魔法使い本来の地位を取り戻すため暗躍する“闇の種子”エルバート。“番人”セレストと最後の戦いが始まった! マジカル・ファンタジー、いよいよ完結!!
ひみつの階段

ひみつの階段

不思議な出来事が起きる寄宿舎で、少女たちは友情を育み、悩み、大人へと成長していく。心温まる学園ファンタジー!! 未収録作品を含む珠玉の短編を一挙収録!
試し読み
つづきはまた明日

つづきはまた明日

小学5年生の杳と妹の清。母を亡くし、父子家庭に暮らす2人は、母や父の妹、隣の家族と触れあいながら、のびやかに育ってゆく――。ありふれた出来事の中に見え隠れする、人の優しさ、純粋さ、冒険心etc.ふんわりとあたたかい気持ちになれる、日常ほのぼのストーリー!
女の子の設計図

女の子の設計図

幼い頃に両親が離婚したため離れて暮していた姉妹・花南(かな)と青音(あと)。再会当初はぎこちなかった二人だったがお互い少しずつ心を開き始め……!?表題作シリーズほか『少年』『wicca』、「百合姫」掲載作品『おんなのからだ』を収録。甘さと苦さが溶け合う、紺野キタ初の百合作品集!
カナシカナシカ

カナシカナシカ

幼い頃から誰かの気配を感じていた中学生・藍(あい)は、迷い込んだ異世界で母親によく似た少女・すずろと出会う。彼女こそ両親の本当の子供で、自分は異世界の出身で、母親のお腹の中で二人が入れ代わったのだと知った藍は!?不思議な縁(えにし)で結ばれた少年と少女の交流を描いた、紺野キタのチェンジリング・ファンタジー!
猫の手はかりない!

猫の手はかりない!

女装男子・小篠景虎は、父親と大ゲンカの末、家を出て、住み込みで働くことに。働き場所は、高齢の男性だけのシェアハウス! しかも住人たちは皆、何か訳アリの様子。果たして景虎と住人たちは、上手くやっていけるのか!? 日々の小さな出来事が愛おしくなる、ハートフル日常コミック!
日曜日に生まれた子供

日曜日に生まれた子供

ダーラム家の主ローランドの恋人は、父の跡を継いだ若き執事エリックだ。けれど、ふたりの間には厳然たる身分の差異が存在しており……。階上と階下、主と執事の恋を描いた表題作を始め、厳しい自然に暮らす森の住人、かつての教師と生徒の秘密、そして少女たちの密やかな時間を綴った紺野キタの珠玉の作品集!
SALVA ME

SALVA ME

ずっと求めていた彼であって彼でないものあれもあれもあれもすべて彼というひとりであるのにあの旋律が今も私の心をかきならし私の胸をかきむしるその名前を恋とよぶのだ(『SALVAME』より)『SALVAME』を始めとした6作品を収録。
Dark Seed―ダーク・シード―
魔法は子供達を傲慢にする
Dark Seed―ダーク・シード― 紺野キタ
あうしぃ@カワイイマンガ
あうしぃ@カワイイマンガ
傲慢さという性質は、なかなか御し難い。それは時に私を駆り立てる力になる。しかし一方で、自分を特別視し人を見下し、高みから誰かに噛み付いては、自分の心を傷つけ狂わせていく。 この『Dark Seed』という魔法学校ファンタジーは、そんな「傲慢さ」とどう折り合いをつけるか?という事が主題になっている。 ★★★★★ 魔力を持つ子供は、毒でもある魔力を中和する「対(カノン)」の存在無しでは生きられない。しかし魔力を持つ子供は力に思い上がり、仮初の魔力を得る「対」を見下す。そんな魔法学校で、主人公の少女は強い傲慢さを持ちながら、とある偉大な魔法使いの力を受け継ぐ。 主人公と「対」の諍い、学生達それぞれのパートナーシップ、偉大な魔法使い一族の内情と、跡目と目されていた少年の画策……それぞれに見て取れるのはやはり、力を持つ故の「傲慢さ」。しかし描かれる感情には共感できる部分が多く、それ故に己の持つ危うさが、客観的に見えて来る。 そして偉大な魔法使いの仕事を受け継ぐ時、主人公は酷くどす黒い「傲慢さ」と対峙する事になる。 学校や師から学ぶのは、魔法より小さくても実のある優しい力との「世界の均衡」。それを好んだ少女は、荒々しさを抱えたまま「傲慢さ」と対話を始める。変に悟って腑抜けてしまうのではない、元気なままで己の傲慢さを手放すやり方に、どこかスッとする。