あらすじ思春期の女子だけに発動する、役に立たない超能力「無用力」。そんなけったいな能力を持つ女子が集められた、ごく普通の1年1組にも、少しずつ変化は訪れる。男子と女子。変わらない日常と、変わっていく関係と…。1巻発売直後から新聞・雑誌・SNS等で絶賛の嵐! 衿沢世衣子が描く、思春期限定☆ちょっと不思議なハイスクールデイズ!
1年1組のクラスの女子はちょっと変わっている。「無用力」と呼ばれるなんの役にも立たない超能力が使える。それだけが違う。 役に立たないけど、見た目が人と違ってしまったり、世界の見え方が文字通り変わってしまったり、自分のイライラがわかりやすくなってしまったりするので、無用力によって思春期の心の揺れ動きがわかりやすく強調されていて能力とかギャグ的な面白さよりも心理描写の楽しみの方が多かった。 無用力に振り回されながらも、友達とそれを乗り越えたり受け止めたりあるいは笑ったりする高校生活がコミカルに可愛く描かれている。基本的に1話完結なんだけど、最後の話はそれまでに出てきた子たちが総動員で頑張っていて結構感動する。1話1話楽しく読めるし、終わり方も素敵だしとてもいい漫画。