七臣の死にうちのめされる花房。人と揉みあった形跡、遺体のそばに落ちていたアイスピックに疑念を抱き、なぜ七臣がそこまで人と争う事態になったのか、その理由を知りたいと思う。七臣を死に追いやった高柳は、津也子のもとに潜んでいたが、彼女の発した言葉に激昂、常軌を逸した行動にでる。隙をみて、高柳から逃れ、周の部屋に駆け込んだ津也子は、そこで花房に出会い、ふたりが語りあうなかでことの真相が次第に浮きぼりになっていく……。見逃せない、衝撃のラストシーン。※本作品は電子書籍化にあたり、解説が未収録となっています。あらかじめご了承ください。 ※本作は『目を閉じて抱いて』(祥伝社版)と内容が一部重複しております。お買い求めの際はご注意ください。