一目ぼれなんて

一目ぼれなんて

秘書のジェニスタは新しい社長、ルークを見て凍りついた。週末のパーティーで声をかけてきた男性だわ! でも、あからさまな誘いに怖気づいて逃げてしまったのだ。まさかその彼のもとで働くことになるなんて…。最悪なことに、ルークは彼女を上司の愛人と勘違いしていて、誤解だという訴えに耳も貸さない。挙げ句、上司を解雇すると言いだした。必死に止めようとする彼女に、ルークは思いがけない交換条件を持ち掛ける。「僕と結婚し、僕だけの女になれ」と。
臆病な運命の恋人

臆病な運命の恋人

税理士として多忙な毎日を送るデブラのもとへ、探偵事務所を営む姉が張り込みを頼んできた。標的は少女たちを食いものにする卑劣な男。姉の指示どおり写真を撮るデブラだったが、彼は姉から聞いていたような人物とはとても思えなかった。標的の男に見つかり、盗撮を注意されて言い争いになったうえ、唇を奪われてしまう。それにしても、どうにも話が噛みあわない。それもそのはず、彼――マーシュは人違いだったのだ。しかも、新しく赴任してきた上司として再会し…!?
孤独な城主と囚われの娘

孤独な城主と囚われの娘

亡き兄夫婦の子供を育てるローズマリーに、義姉の兄である億万長者ニコラスから報せが届いた。今さら会いたいだなんて…葬儀にも来なかったのにいったいなぜ? 彼は冥王のように冷たい目でローズマリーを見すえると、血の繋がった後継者である子供を自分が引き取ると宣言した。お金のことしか考えていない男性に、この子は渡せないわ。拒絶するローズマリーにニコラスは、子供が成人するまで結婚も恋愛もしないと約束をするならナニーとして雇ってやると告げて?
愛はひそやかに

愛はひそやかに

ジョージアは幼い頃に両親を亡くし、おばに育てられた。そんなおばが大病になり入院費の工面に奔走する日々で、彼女は住まいのコテージの一室を他人に貸すことにした。そこへ、ちょうど部屋を借りたいと現れた男性ミッチェル。ジョージアは彼を見て驚いた。昼間に街角で出会った素敵な男性だわ…! 心弾ませ、部屋を貸したが、ジョージアが妻子ある恋人のためにお金が必要で、部屋を貸したのだと誤解されてしまう。バラ咲く館での、大人のすれ違いロマンス。
エスタンシアの雄牛 (単話)

エスタンシアの雄牛 (単話)

スペイン人伯爵の夫ルイの愛がいつわりだと知り、生まれたばかりの息子とともに彼のもとを去ったダヴィーナ。私は彼が本当に愛している女性の身代わりにすぎないんだわ。ところが3年後、ルイから跡継ぎである息子を手元で育てたいと手紙が届く。3年間なんの連絡もなかったのになぜ今さら? 困惑のままスペインを訪れたダヴィーナの前に現れたのは、思いもよらない姿のルイだった。さらに彼はダヴィーナに、3年前の罪滅ぼしに妻として献身的に尽くすよう命令して!?
長い冬 (単話)

長い冬 (単話)

カリブ海の島で旅行会社に勤めるオータムは、目の前に現れた男の姿を見るなり、言葉を失った。ヨーク・レイン。航空会社の社長で、19歳のときにオータムが結婚した相手だ。けれど彼が求めていたのはベッドの相手で、そこに愛などなかった…。結局、短い結婚生活は破綻しロンドンの家を飛びだした。いったいなぜ彼がここにいるの? 戸惑うオータムにヨークは冷たく言いはなつ。急遽妻が必要になった。4か月の間だけ戻ってこい――そうすれば正式に離婚に応じよう、と。
閉ざされた記憶 (単話)

閉ざされた記憶 (単話)

アニーは5年前交通事故に遭い、記憶の一部を失くしてしまったが、周囲の助けを得て懸命に日々を生きていた。そんな彼女は、最近ある夢をみていた。ため息が出るほど素敵な男性と愛を交わす夢だ。彼を「夢の恋人」と呼んで憧れの想いを募らせるものの、あくまでも想像の産物だと信じていた。だがある日、まさに夢の恋人とそっくりな男性と出会う。彼だわ! そんなまさか…これは現実なの? けれど目の前の彼は、夢と違ってなぜか軽蔑と怒りの眼差しを向けて…!?
思いがけない婚約 (単話)

思いがけない婚約 (単話)

「君は弟の責任をとって僕と結婚するんだ」王子リュクの有無を言わさぬ命令に、キャリーは言葉を失った。冗談でしょう、リュク。いくら私の弟があなたの許嫁と 結婚したからって、私は代わりのお妃になんてならないわ。8年前に受けたひどい仕打ちをまだ忘れていないのだから。キャリーは絶対に従うまいとリュクを睨みつけた。しかし王子は昔以上に魅力的で、心が揺れそうになる。それを嘲笑うかのように、リュクは彼女を脅かす、驚くべき最後の切り札を出してきて…。
愛という名のもとに (単話)

愛という名のもとに (単話)

ロージーは窮地に陥っていた。祖父の遺言によって、結婚しないと彼女が住む由緒ある屋敷が貪欲な親戚の男の手に落ちてしまうのだ。そこで弁護士は、遺言のための契約結婚を強く勧め、相手として彼女の幼なじみのガードの名前を挙げた。気が進まないロージーだったが、祖父が愛した屋敷を救う手段はそれしかなく、屋敷に興味を示していたガードも提案に応じた。傲慢で意地悪なガードは理想にほど遠いのに、その魅力に心揺さぶられてしまう…。彼の狙いはこの屋敷なのに。
領主館のアメリカ人 (単話)

領主館のアメリカ人 (単話)

父の死によって、ルーシーは長年住み慣れた領主館を離れようとしていた。館を維持する財力はなく、今後、継母と弟妹の面倒も彼女がみなければならない。領主館は、いとこのソールが相続することになっていた。実はルーシーは、12年前に彼に会ったことがある。子供ゆえの幼さで意地悪をしてしまい、それをずっと後悔していた。再会した彼は美しい男性となっていて彼女の心を揺さぶったが、ふたりの間のしこりは消えておらず、彼の冷たさはルーシーを苦しめて…。
プリンセスの帰還 (分冊版)

プリンセスの帰還 (分冊版)

パーティー会場に現れた男性を見て、アテナは息をのんだ。ニコス! 愛しながらも別れを告げた人。地中海に浮かぶ美しい島アルギロス公国を捨て、アテナは必死になって、ここニューヨークで今のキャリアを築いた。なのに国王亡き今、王位の第1継承者となった私に帰国を迫るなんて。公国を救いたい彼の気持ちはわかるけれど、女王に即位なんてできるわけがない。話すことのできない大きな秘密を抱えたまま、10年たった今も彼を見るだけで胸は痛むのだから。
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不良公爵の賭 (分冊版)

不良公爵の賭 (分冊版)

19世紀英国――女学校を開校しようと奮闘しているスコラスティカはある日、悪魔的な魅力をもつプレイボーイの公爵ペイガンと出会う。女性の敵と反発する彼女に、なぜか関心をもって近づいてくる公爵。実はその裏には公爵が友人とかわした、彼女を落とせるかという賭けが隠されていた! いくら聡明でも恋のなんたるかも知らない小娘を誘惑するくらい簡単だと自信満々の公爵だったが、元気で理想を追い求める19歳の彼女にふりまわされ、計算違いの展開に…!?
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独身最後のプロジェクト (分冊版)

独身最後のプロジェクト (分冊版)

PR会社を共同経営する親友ふたりがたて続けに結婚し、アリスンは楽しんでいるはずの独身生活に満たされないものを感じていた。誰かを愛したい…でも、結婚には興味がない。そう、愛をそそげる子供さえいれば。そんな時、アリスンは急病で病院にかつぎこまれる。担当医師ローガンは皮肉屋だが、有能な男性。思いきってアリスンは彼に頼みこむ。「赤ちゃんを作るのを手伝っていただける?」協力とひきかえに彼が出した条件は――形だけの結婚!?
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涙の数だけ愛して (分冊版)

涙の数だけ愛して (分冊版)

美術館のPRを担当することになったスザンナ。しかし、コレクションを寄贈してくれることになっていた資産家が急死し、大あわて。しかも、その遺産相続人は、よりによって別れた恋人マークだった。かつて心から愛しあっていたが、身分違いを理由にひき離された相手。そんな彼を説得しなくてはならないなんて…。彼女の必死な気持ちを知ってか、パーティーでマークはとんでもない発表をする。「彼女が僕とベッドをともにするたびに1枚ずつ絵を寄贈しましょう」。
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イタリアン・クリスマス (分冊版)

イタリアン・クリスマス (分冊版)

家賃滞納で住まいを失う寸前の乳母タニア。夜道で車に轢かれそうになった時、ハンサムな男エンリーコに出会う。だが、気の会わない二人の間にはとげとげしい会話が飛び交い、とうとう彼女は強引なキスで言葉を封じられてしまう!翌日は就職のラストチャンス。怒りさめやらぬ彼女の前に、彼が面接官として現れて!?
愛と憎しみの迷宮 (分冊版)

愛と憎しみの迷宮 (分冊版)

出張でロンドンを訪れていたシチリアの大富豪ロレンツォに口説かれて、親しくつきあうようになったヘザー。ロレンツ ォは楽しい恋人だったが、彼には威圧的で、人を支配するのが当然という兄レナートがいた。レナートはヘザーを財産狙いではないかと疑い、弟の花嫁候補としてひそかにヘザーの素性を調査した。さらに大金を積んでヘザーを誘惑してきたのだ。ヘザーがそれを断ると、傲慢にも「合格だ!弟と結婚しろ」と迫ってきて…。
セクシーになりたい! (分冊版)

セクシーになりたい! (分冊版)

秘書のローレンは密かに上司のレイフに片思い中。しかし彼は、地味で真面目なローレンを女性として見てくれない・・・。ところがある日、体調を崩して早退したローレンを見て、レイフはなぜか「体目当ての男にだまされて妊娠した」と勘違い。怒ったローレンは、美しく変身して、彼を見返してやろうと決意するが・・・!?
罠に落ちたシーク (分冊版)

罠に落ちたシーク (分冊版)

「あの後、なぜ私の前から消えたんだ」。圧倒的な魅力を放つ新任の重役シーク・ラウルにせまられて、ジュリアの心は恐れで満たされる。彼は半年前、出張先で知り合い、熱い情熱を交わした男性。逃げるように身を隠したのに、まさか上司になるなんて!! これは、子供を授かるために彼を利用した、私への天罰なの!?
花婿はいらない (分冊版)

花婿はいらない (分冊版)

最近、社長のケインの様子がおかしい。秘書のマギーは困惑していた。密かな憧れの人だったケイン。去年の夏、彼への淡い想いを断ち切るためにある重大な決心をしたのに、伝えるチャンスがなくて・・・。だが、ある日ケインにランチに誘われたマギーは「社内にケインの子供を妊娠した女性がいる」ことを告白されて!
薔薇のベッドで愛して (分冊版)

薔薇のベッドで愛して (分冊版)

ギリシア大企業の社長ドラコンに、ジェミニは必死の思いで面会を求めた。彼女の父が半年前に亡くなり、歴史あるロンドンの屋敷が義母によって彼に売却されようとしている。父が愛した屋敷がホテルに改装されるなんて…。小さな花屋を営む彼女は勇気をふりしぼって交渉するが、彼は冷徹さと鉄の意志を感じさせるまるで皇帝のような男性。その存在感と魅力に、無垢なジェミニは思わず圧倒される。だめよ、どんなすばらしい男性でも彼は義母の新しい恋人なんだから…!
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