あらすじ

伯爵家嫡男として生まれた由貴(ゆき)と、その乳兄弟の景(けい)。仲睦まじい兄弟だったが、ある日を境に【主と護衛】という身分に隔てられる。それ以来、家でも学院でも、おせっかいを焼く護衛役にイラ立つ由貴。そんな彼を癒してくれる存在は、甘え上手な異母弟の渉(わたる)。兄である由貴をワンコのように慕う渉だったが、笑顔の下に歪んだ感情を孕んでいた…。そして積年の情愛が決壊した夜、3兄弟の関係性は狂いだす…!!夜の帳が下りた時のみ、触れることを許される…「禁色(きんじき)の人」をめぐるクラシカル・ラブ!!
こどもたちは禁色の雨に戯れる(1)

伯爵家嫡男として生まれた由貴(ゆき)と、その乳兄弟の景(けい)。仲睦まじい兄弟だったが、ある日を境に【主と護衛】という身分に隔てられる。それ以来、家でも学院でも、おせっかいを焼く護衛役にイラ立つ由貴。そんな彼を癒してくれる存在は、甘え上手な異母弟の渉(わたる)。兄である由貴をワンコのように慕う渉だったが、笑顔の下に歪んだ感情を孕んでいた…。そして積年の情愛が決壊した夜、3兄弟の関係性は狂いだす…!!夜の帳が下りた時のみ、触れることを許される…「禁色(きんじき)の人」をめぐるクラシカル・ラブ!!

こどもたちは禁色の雨に戯れる(2)

「お願い…拒否しないで」義弟・渉(わたる)の【お願い】が拒めず、答えが見つからないままカラダを重ねてしまった由貴。拒むことで大切な弟を傷つけるのを恐れる由貴は、かつて幼馴染であった護衛の景にも相談できずにいた。「全部、俺のせいなんだ」自身を責める由貴に、景は隠した情動を抑えきれず…?

こどもたちは禁色の雨に戯れる(3)

「あなたは何もわかっていない」はじめて見る護衛・景(けい)の顔、首元に残された情動のアト。景との距離に悩む由貴(ゆき)に、義弟・渉(わたる)の影を落とした眼差しが突き刺さる。「兄さんは、景よりも僕のこと好きなんでしょ?」強引に重ねられるキスを拒む由貴だったが、渉が仕掛けた【策略】によりカラダは開かれ…?

こどもたちは禁色の雨に戯れる(4)

義弟・渉(わたる)を拒めず、カラダを重ねた由貴を優しく抱きしめてくれる護衛・景(けい)。「もう一度、お前の熱に触れたい」自分で選択するそれぞれの未来…主と護衛の立場を失った時、ふたりが見つけた居場所とは――?禁色をめぐる三角関係、ついに完結!!7年後の三人を描いた特別番外編も収録!