あらすじ

【電子限定版】2012年にAGFで販売された小冊子「CharaCollection」掲載の番外編小説、「災厄のクッキング」収録。●「おまえはこれから1年間、絶対怪我をするな」17歳の誕生日を迎えた高校2年生の神楽育実(かぐらいくみ)に、突然命令してきたのは、その日転校してきた一条千隼(いちじょうちはや)。なんと育実は、18歳になるまでひと月に一度、12の災厄に見舞われるというのだ。しかも育実の怪我は、千隼に転送されてしまうらしい!?驚く育実に、千隼は「俺とおまえは運命共同体だ。おまえは俺が守る」と宣言するけれど…!?
災厄は僕を好きすぎる(1)【SS付き電子限定版】

【電子限定版】2012年にAGFで販売された小冊子「CharaCollection」掲載の番外編小説、「災厄のクッキング」収録。●「おまえはこれから1年間、絶対怪我をするな」17歳の誕生日を迎えた高校2年生の神楽育実(かぐらいくみ)に、突然命令してきたのは、その日転校してきた一条千隼(いちじょうちはや)。なんと育実は、18歳になるまでひと月に一度、12の災厄に見舞われるというのだ。しかも育実の怪我は、千隼に転送されてしまうらしい!?驚く育実に、千隼は「俺とおまえは運命共同体だ。おまえは俺が守る」と宣言するけれど…!?

災厄は僕を好きすぎる(2)

18歳になるまでの1年間、12の災厄に見舞われることになった育実(いくみ)と千隼(ちはや)。けれど、些細な口論から、育実は「俺のことは放っておいてくれ」と千隼を拒絶!!バイト先でも目も合わさず、千隼は心配で内心イライラ。そんなある日、出前で出かけた緋崎の事務所で、育実は緋崎に逆恨みする銃を持った男と遭遇!!「たぶん、これが第二の災厄だ──」直感した育実は、助けに飛び込んで来た千隼を庇って、銃弾に斃れてしまい…!?

災厄は僕を好きすぎる(3)

村を守る宝績(ほうしゃく)の巫女は、 里の人間と関わってはいけない──。 絶対遵守の掟を破り、逢瀬を重ね、想いを育てていく白夜(びゃくや)と成鷹(なりたか)。それは、重い運命を共にした、遠い遠い先祖たちの誰にも断ち切れない恋と友情の物語──。千隼の祖父から、12の災厄の始まりを聞かされた育実(いくみ)は、改めて千隼(ちはや)を守ろうと決意する。そんな折、地元では春恒例の祭りが開催!! 絆と覚悟を深めた二人に、第三の災厄が降りかかる…!?

災厄は僕を好きすぎる(4)

第三の災厄を無事クリアし、旅行から帰った育実(いくみ)。思い返すのは、千隼(ちはや)に抱きしめられた腕の感触と、「俺はおまえが…」という言葉の続き──。悶々としつつ迎えた新学期、二人はクラスが別れてしまった。けれど、残念がる育実をよそに、千隼の態度がなぜか一変!! 話しかけてもそっけなくて、触れるのも微妙に避けられてる!? 理由がわからず落ち込む育実は、ある晩、交通事故に遭ってしまい…!? すれ違う二人に、過去最大の災厄が訪れる──!!

災厄は僕を好きすぎる(5)

「──生きて、守りたい奴がいる」修学旅行直前、久遠寺(くおんじ)を呼び出し、災厄攻略のヒントを聞き出した千隼(ちはや)。その不可避で非情なルールを知った千隼は、内心の動揺を押し隠し、育実(いくみ)に明るく「旅行中はおまえを独占する」と宣言!! 片時も傍を離れず、育実を守ることを密かに誓う──。そしてついにやってきた、陽光煌めく災厄の地・沖縄!! けれどそこには、サラ金会社の社長・緋崎(ひざき)や、千隼を追ってきた若木(わかぎ)など、招かれざる男たちが千客万来で!?

災厄は僕を好きすぎる(6)

沖縄の修学旅行中、強引な千隼(ちはや)に激怒した育実(いくみ)。「おまえには触らせない」──そう宣言した育実は、日常に戻ったバイト先でも、冷たいまま。そんなある日、育実は偶然、カフェを訪れた和樹(かずき)と若木(わかぎ)の会話を立ち聞き!! 千隼が必死に隠してきた「災厄を早く終わらせる」衝撃の方法を知ってしまい…!? 恋を自覚した和樹や、過去に囚われる若木──。周囲を巻き込み、水面下で運命が大きく動き出す!!

災厄は僕を好きすぎる(7)【SS付き電子限定版】

【電子限定版】描き下ろし番外編「この世の果ても一歩から」収録。●刃物を向けられた千隼(ちはや)を庇って、若木(わかぎ)が大怪我!! その激しい衝撃で、第七の災厄をクリアした育実(いくみ)。けれど、残り五つの災厄は、これまでよりきっと大きくなる。そして第三者を巻き込んでしまうかもしれない──。「全てが終わるまで、皆と離れたい」家族や大事な人たちを守るため、育実は距離を置こうと決意!! 和樹(かずき)の大反対をよそに、夏休み中の一時避難で、千隼の部屋に同居することになり…!?

災厄は僕を好きすぎる(8)

「次の災厄で、神楽育実(かぐらいくみ)には死んでもらう」育実のバイト先に突然現れ、衝撃の宣言をした紅音(あかね)と名乗る少女。宝績(ほうしゃく)の血筋だという紅音は、災厄の過去と真実を知っているらしい!? 激しい憎悪に呆然としていた矢先、千隼(ちはや)を逆恨みする暴漢に、和樹(かずき)が夜道で襲われて…!?  「災厄なんて、世に放てばいい」と嘯(うそぶ)く少女、そして家族にまで忍び寄る災厄の影――最長生存記録を更新する二人に、新たな危機が迫る!!

災厄は僕を好きすぎる(9)

飼い猫ニャモの正体は、災厄のかけらだった──!! 少年に変貌したニャモは、育実(いくみ)と千隼(ちはや)を保健室に閉じ込め、火を放ってしまう。「二人のどちらか、または両方死ねば結界は解除されるよ」燃え盛る炎の中、育実は家族の裏切りに呆然として…!? 追いつめられ、育実の負った火傷の転送に苦しむ千隼、二人の絆の深さを知り、目を逸らしていた恋情に囚われる和樹(かずき)──絶体絶命の極限下で、第九の災厄が発動する!!

災厄は僕を好きすぎる(10)【おまけ付き電子限定版】

【電子限定版】描き下ろしおまけ「格のちがいを見せてやる」収録。●「第十一と十二の災厄は連動させます。そして、最後の災厄はあなたです」久遠寺(くおんじ)からの突然の指名に、呆然とする和樹(かずき)。けれど、育実(いくみ)を守るため退職願を提出すると、行く先も告げず家を出てしまう!! 突然のルール変更に混乱していた育実と千隼(ちはや)も、運命に全力で抗うことを決意!! 手がかりを求めて、災厄発祥の地・千隼の故郷を訪れることに…!? ゲームに新ルールが追加され、終わりの刻(とき)が近づいていく──