あらすじ都会の真ん中にひっそりと佇む「ツキカゲ骨董品店」。ここには色んな客が訪れる。人の意見に流されてばかりのOL。憂いをもった初老の男。ライバル店のオーナーと弟みたいな同業者。場所を選ばず愛を語り合う恋人。孫とその祖父…彼らはこの店をでていく時、必ず笑顔になっていく。店主の機転で、心のわだかまりが解けて自分自身や世の中に素直になっていくからだ。しかし、この店主の笑顔の裏には悲しい過去があるのだった――