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三宅香織は会社の後輩・広瀬道隆と結婚することになった。三宅家には姑・真知子夫婦、大姑・愛子が同居しており、香織には前途多難な新婚生活のスタートに……。真知子は息子より年上でバツイチの嫁を良く思っておらず、「3年以内に子供ができないなら離婚してもらう」と宣告する。そんな真知子は、時に「開かずの間」にこもる時があり、新妻・香織は夫から知らされることのなかった三宅家の秘密に驚愕する……。
不妊治療を続ける香織に義父・隆三が倒れたとの知らせが入る。倒れたのは愛人宅。そこで義父に愛人、さらには彼女との間に生まれた男児・良隆の存在が明るみになる。大姑・愛子は子供ができない孫夫婦の思いをよそに、良隆を跡継ぎに迎え入れようとする。主婦業を放棄した真知子に変わって、隆三の世話や三宅家の家事を引き受けるため、愛人・朝子母子が三宅家に入ることに。夫・道隆は帰宅拒否症となり家出をし、一番の理解者の不在にますます苦しくなる香織だった。
夫に家出された新妻・香織は敵だと思っていた姑・真知子の夫に愛人がいること、さらに彼女との間に子供がいたという事実がわかり、真知子の心情を思うと自分だけは味方になってあげたいという思いでいた。そこへ、大姑・愛子に認知症の症状が出始める。三宅家の問題から逃げて、一人暮らしをしている夫の気持ちを慮ってきた香織もそろそろ限界に来ていた。そこへ、夫・道隆との間に子供ができたと言う若い女の乱入に、香織の怒りは爆発する……。
