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平家と源家の戦いが激化する世で――…。蛭ヶ小島に流された頼朝は、平氏への復讐を誓うこともなく、平和に流人人生を満喫していた。その頃、法王に無礼をはたらいた罪で一人の僧侶が同じ島に流れてきた――…。二人の出会いは、歴史を大きく動かしていく――一迅社コミック大賞出身者が贈る、新感覚源平絵巻！！
蛭ケ小島で気楽な流人生活を送る頼朝に訪れた突然の変化。頼朝のもとに、以仁王より『平家討伐を掲げよ』という令旨が届いたことで事態は一変する。昏睡の中、迷いを捨てきれない頼朝が思いだしたのは、亡き母に示した自らの決意――…新感覚源平絵巻、待望の最新刊登場!!
平家を倒すために必要な大義名分「院宣」を手に入れるため、法王が指定した石橋山へと向かった頼朝達。しかし、その動きを察知した平家によって足止めを喰らってしまう。清恒が盾となり平家を迎えうつ中、頼朝はついに盛遠から院宣を受け取る。しかしそんな彼の前に、思っても見なかった人物が立ちはだかり――…!?
ついに院宣を得た頼朝は、平家との全面的な戦いに身を投じる。平家は傀儡の技術により頼朝の亡き兄・義平を生み出し、向かってくる。兄を再び殺すことに罪悪感を覚えながら、それでも彼を倒す頼朝。しかし、自らも傷を負ってしまい――…!?
