あらすじ白くて丸い1匹のノラ猫が、すもう部屋の親方に拾われ―― そして数年。稽古とちゃんこ(と昼寝)で猫はグングン成長し、子供たちに大人気の力士となった! WEBで話題の「すもうねこ」待望の新装版! ほのぼの&熱いすもう4コマ集♪ (※本書は、旧装版「すもうねこ もふり寄り」に新装版あとがきを追加したものです。本編の内容は旧装版と同じです。)
なぜか親方にスカウトされた体格の良いねこが、先輩を慕い、同期に嫉妬され、後輩に少々軽んじられながらも、日々精進していく、という設定さえ適当に受け入れられれば問題なく読めるでしょう。4コマ漫画ですしね。そもそもが「猫に似ている力士がいたから」ってことで誕生した作品(あとがきより)ということで、ゆるゆるではあるのですが、脱力感だけでなくて人(猫?)情あり、相撲界の闇を暴く硬派な話もあり。ばかばかしさの中にほろっとするところがあって、あんまり深く考えずに読めるのがいいと思います。私のお気に入りは、ねこ関とお母さん猫との交流と一連の八百長ネタ。おすすめ度は決して猛プッシュってわけでなく、肉球プニュプニュぐらいの押し加減だと思ってください。