あらすじ作家、役者としても著名な内田春菊が、独特の切り口で愛とセックスの価値観を風刺した異色作。もし日本人が建前をすべてやめて本音を言いはじめたとしたら?異性とセックスすると、翌朝唇が赤く変色するようになると?セックスするときには異性交遊許可証の提示が義務付けられる?……男と女の性の狭間を時に冗談ぽく、時に真剣に描いた連作短編集。思春期の少女の微妙な恋心が描かれた「鬱でも愛して」「決別」「真麻の疑問」には、著者の少女達への優しさが垣間見れる。繊細で大胆、そして美しい内田ワールドがここに!!