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あらすじ

検察審査会の事務官・縁(えん)は、理不尽だと訴えてくる「お客」から怒りをぶつけられる毎日。そんな日々も、夫から勝手に別れを告げられた過去も、流して呑み込んできた。が、ある日、隣に日本オタクのイギリス人が越してきて、何かが変わり始める…!笑いあり、涙ありで、心のデトックスができる!と評判の、非リア充たちのヒューマン・コメディ。
理不尽のみかた(1)
検察審査会の事務官・縁(えん)は、理不尽だと訴えてくる「お客」から怒りをぶつけられる毎日。そんな日々も、夫から勝手に別れを告げられた過去も、流して呑み込んできた。が、ある日、隣に日本オタクのイギリス人が越してきて、何かが変わり始める…!笑いあり、涙ありで、心のデトックスができる!と評判の、非リア充たちのヒューマン・コメディ。
恋は論破できない

恋は論破できない

友人ゼロ。人付き合いも下手。ネットを心のよりどころにする現人が恋をしたのは、わけあってインターネットでのコミュニケーションがいっさい取れない少女、和だった。繋がる方法は「黒電話」…? 一体どうしたら彼女と仲良くなれるのか、立ちはだかる壁は高く…!? もうひとつのおはなし、高校生の和を描いた『和さんは日和らない』も同時収録!! ※こちらの商品には、巻末にデジタル版限定特典イラストが収録されています。※
高杉さん家(ち)のおべんとう

高杉さん家(ち)のおべんとう

オーバードクターの温巳は、従妹で12歳の美少女、久留里を引き取る事になった。何事にも遠慮がちで自分を他人に開かない久留里と、何事にも要領の悪い温巳。ふたりは共同生活の中で、おべんとうを通じて心を通わせていく。バリエーション豊かなおべんとうのレシピと、不器用な30男と12歳少女と彼らを取り巻く人々のちょっとラブありコメディ!
連鎖 MODERN ENIGMA 柳原望短編集

連鎖 MODERN ENIGMA 柳原望短編集

柳原望の未収録作品集、待望の刊行!描き足しを含む決定版!「時間列車で旅をする」と「連鎖MODERNENIGMA」を収録。どちらも少し不思議で、しかし人の心のからまりを描く、良質の物語。のほほんだけではない、でも冷酷じゃない。人々を温かな目線と奇想に満ちた設定で魅せるハートフルな柳原ワールドへのよき手引書となる一冊!
一清&千沙姫シリーズ

一清&千沙姫シリーズ

時は戦国。お輿入れ目前の千沙姫は、まだ見ぬ花婿に期待いっぱい!ところが許婚の一清様は急の戦に出陣してしまい…!?戦国時代のガール・ミーツ・ボーイ『一清&千沙姫』シリーズ5編に、初々しい新婚の二人を描く特別描き下ろし『お伽話の夜』を収録★一清&千沙姫シリーズ第1弾!!
とりかえ風花伝

とりかえ風花伝

時は戦国。乾山の娘・風花は領主の父の加勢を乞うため、鬼と噂される白鬼丸を訪ねる。断わる白鬼丸ともみ合った風花は足を滑らせて谷底へ落ち、偶然体が入れ替わってしまう。戦場で大勝した風花は、立ち去ろうとする白鬼丸に、一緒にいて欲しいと頼むが…。
とりかえ風花伝 完結編

とりかえ風花伝 完結編

戦国時代の尾張地方。乾山城主の娘・風花は、異形の天才軍師・白鬼丸に助力を求めるが、なぜか二人はキスをすると中身が入れ替わってしまう関係に…。そんな風花に勝幡のキレ者城主・織田信貞が求婚!…厳しい戦の続く世の中を力強く生きる人々を描いた、柳原望のハートフル戦国ロマン『とりかえ風花伝』(花とゆめコミックス全3巻)の「その後」の物語。
まるいち的風景

まるいち的風景

家電メーカー「KAMATA」が開発した行動トレース型家庭用ロボット『まるいち』。でも発売以降、様々な事件が起こって開発室は毎日てんやわんや!笑いと感動がいっぱいつまったハートフルROBOストーリーが文庫化単行本未収録エピソード「無人島まるいち」「愛しい擬態語」も収録!!
かりん歩

かりん歩

忙しい両親に代わって、幼い頃から妹・くるみの世話をしてきた姉の市井・かりんは、妹の手がかからなくなると同時に自分のすべきことを見失ってしまう。さらに、喫茶店のマスターでもある理解者の祖父が倒れ…!?
理不尽のみかた
空気な存在でも「味方」にはなれる
理不尽のみかた 柳原望
名無し
誰もが「理不尽なしうち」は経験する。 仕事でも、私生活でも。 そして漫画やドラマの中では、それらの理不尽を スカッと解決してくれるヒーローが多数登場する。 頼れる家族や仲間、プロフェッショナルな弁護士や医者。 仕事人や魔法使いやドラえもんなど。 だがこの漫画「理不尽のみかた」の主人公・佐倉縁は、 凄腕だとか敏腕だとか豪腕だとかの解決人ではない。 検察審査会事務局員。 ザックリ言えば裁判所の事務員さん。 不起訴になった案件について、その判断が適当だったか 再検討をする場の運営に携わる公務員だ。 佐倉自身が理不尽に白黒をつけるわけではない。 はなからそんな裁量や決定権がない。 むしろ、徹底して第三者でいなければならず、 被疑者側・被害者側、どちらにも利益を提供しては いけない立場の人間だ。 あえて言うなら問題に対して無力だ。 その場の空気でいなければならない存在だ。 普通ならドライな感覚に徹して、 仕事を事務的にこなせばいい。 いっそ、他人の不幸は蜜の味、と楽しむことも可能。 だが佐倉は自身も過去に体験した理不尽を引きずっており、 毎日毎日、目の前で繰り広げられる理不尽群像劇を 見せつけられ、かなり疲れていた。 そんな佐倉のアパートの隣の部屋に、 イケメン外国人留学生が越してきて、 成り行きでボランティア的に観光案内をしたり、 天然ボケに振り回されることに。 より疲れてしまう佐倉だが、偶然の作用もありながら、 迷惑をかけたりかけられたりしたときの 心の持ち方など色々なことを考えるようになる。 そして「なにもしない」とか「できない」とか、 「仕方ない」ということにたいしての、 自分なりの答えを見出していく。 主人公は理不尽に対してオールマイティな解決策や 必殺技を持っているわけではない。 だからといって無気力無関心には逃げない。 空気の立場で出来ることを模索し、 カン違いや結果オーライなだけなこともあるが 理不尽なめにあって心臓がいたい人を 空気な立場で「味方」になって支える。 また、その空気感が適度に(自虐的だったりもするが) 明るくて前向きで良い。 理不尽話を少しだけれど笑い飛ばせる。 ちょっと独特な「理不尽の見方」をする個性的な漫画。