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「あたしは永遠のキスをする。世界で一番大好きな人の前で…」結婚式を3カ月後に控えた真緒は、動物病院に勤務する女の子。婚約者の龍臣は、話すことがゆっくりな真緒を“察して“行動してくれる優しくてイケメンな男性。誰から見ても、うらやましがられる結婚のはずだった。でも最近、真緒が思い出すのは自分の言葉を“待って“くれた幼馴染みの哲平のこと。高校生の時、たった一度だけキスをした男の子――。あれは“間違いのキス“…そう思っていたのに、子猫を連れた哲平が病院に現れて…。「マリッジブルーなんかじゃないのに…」7年前に封印
結婚式まであと1カ月――。幼馴染みの哲平と7年ぶりに再会した真緒。その哲平に抱きしめられているところを龍臣に見られ、2人の仲が疑われてしまう。そんな中、真緒は高校の同級生で哲平のことが好きな亜由から、哲平の膝の故障を聞く。心配しているところに、病院の先生から哲平の子猫の名前が『まお』だと教えられ…。会いたい気持ちを抑えきれず電話をかけると、哲平は熱でうなされていた。彼の部屋に向かう真緒。するとベッドの上で苦しむ哲平から突然、手を引き寄せられ「本当の気持ち教えてくれよ」と迫られて!?
哲平は亜由によって入院させられるが『まお』のために病院を抜けだす。しかし、足の故障をマスコミに知られ追われるはめに!どこに行っても「エグザの千葉」がついて回り、逃げ場はなく――。一方、真緒は新聞で入院の事実を知り動揺する。そして自分からは哲平に近づけない現実を突きつけられる。しかし、動物病院の2階に逃げ込んでいた哲平と会って…!?
哲平が病院に戻ると、そこへ龍臣から真緒との結婚式の招待状が届く。その頃、真緒は体調を崩し龍臣から絶対安静を言い渡されていた。動物病院の先生の「逃げは何の解決にもならない」という言葉が心に響く。哲平への気持ちを捨てられない、しかし新聞の見出しに「千葉 国外逃亡!!」の文字を見つけてしまい!? 二人の想いのゆくえは？ 感動の最終巻!!
