あらすじ「芸術ってのは不確定でなかなか不条理なものです。」人間嫌いの変わり者の谷崎は、さびれた画廊「胡桃の中」のオーナー。裏の顔は天才贋作家。「胡桃の中」には、次々にワケありのお客と絵画が集まってくる。谷崎と恋人関係の天真爛漫なカメラマン・中居はつい首を突っ込んでしまう。ある日、超美形で気鋭のアーティスト・エリクが訪ねてくる。フランスの美大時代に知り合ったある日本人男性を探してほしいとの依頼であった。そこからとんでもない波乱が巻き起こり――。
4巻まで。 画廊「胡桃の中」の店主兼修復士の谷崎とカメラマンの中居は恋人同士、でもちょっとホームズとワトソンみたい。 谷崎は何でも出来てしまうパーフェクトだけど仕事の内容によって最終的に(墓場まで持っていくような)罪をなすりつけられたりすることがたまにあって、それを理解した上で自分への信頼が揺るがない天真爛漫な中居の存在に精神的に救われている感じ。