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念願の一人暮らしとラブラブな彼氏をゲットして、ラッキー＆ハッピーな有希。そんなある日、私と彼だけが知っている×××なコトが書かれた小説を発見！しかも…実名？最近なんだか誰かの視線を感じていた有希だけど、コレって一体…？てゆーか、この小説書いたヤツは誰――!?
俺は日野彰久。“日野早苗”の名前で少女小説を書いている。最近“有希”という女子高生をモデルに小説を書いたんだが、なぜか彼女は見ていて飽きない。というか、あまりにも天然で俺が後をつけていても全然気づかないし…。でも実は彼女の側にいるのには小説以外にも“理由”があって…!?
あの日――愛する人を失って、ただ雨に打たれているしかなかった俺に、傘を貸してくれた女のコ。それが有希、キミだった。偶然の再会をただ最初はおもしろがっていただけのはずが、いつのまにか俺の心に入り込んでしまったキミ。キミを見ていたい。傍に…いてほしい。けれど俺は――!?
愛する人を失ってから俺はずっと孤独だった。誰かが側にいても、ずっとこの空白が埋まることはないと思っていた。けれど…キミとの時間を失いたくないと思い始めているのも本当なんだ。なぁ有希…俺はキミを好きになってもいいか――？
