あらすじ

パリ社交界のスキャンダルを描いたラクロの古典的名作『危険な関係』を、この作品をこよなく愛する、さいとうちほが独自の解釈で完全コミカライズ!「愛して、征服して、捨て去ること」それは稀代のプレイボーイ、トリスタン・ド・ヴァルモン子爵にとって、自由を唯一の友とする放蕩者(リベルタン)としての最高のプライド。そんな彼の甘い罠の標的となったのは、清純な美少女セシル、敬虔なトゥールベル法院長夫人、そして盟友でもあるメルトイユ公爵夫人という、年齢もタイプも異なる3人の女性たちだった。しかしこの危険なゲームは、次第に彼自身にもその刃を向け始め…?はたしてゲームの勝者は?そして真の勝利とは…?男と女。愛と自由。欲望と純愛。現代にも通じる普遍的なテーマが、新たな息吹とともに鮮やかに甦る!
子爵ヴァルモン~危険な関係~ 1巻

18世紀、パリ――。稀代のプレイボーイ・ヴァルモンと、その愛人であり盟友であるメルトイユ夫人が、清純な少女・セシルに、快楽への道を手引きする…!――発表当時、あまりにもスキャンダラスだったために問題視されたラクロの原作を、さいとうちほが大胆解釈!さいとう氏が22年間も温めてきた、背徳の古典を原作にしたコミックなだけに、含蓄のある台詞が随所に散りばめられています。2人の男女の往復書簡によって物語が進むさまは、現代のメール社会に生きる私たちにとって、ある意味示唆的。男の策略と女の建前をじっくり堪能できる、もはや文学といってもいいくらいの、身もだえするような恋愛ストーリーです。

子爵ヴァルモン~危険な関係~(2)

パリ社交界のスキャンダルを描いたラクロの古典的名作『危険な関係』を、この作品をこよなく愛する、さいとうちほが独自の解釈で完全コミカライズ!「愛して、征服して、捨て去ること」それは稀代のプレイボーイ、トリスタン・ド・ヴァルモン子爵にとって、自由を唯一の友とする放蕩者(リベルタン)としての最高のプライド。そんな彼の甘い罠の標的となったのは、清純な美少女セシル、敬虔なトゥールベル法院長夫人、そして盟友でもあるメルトイユ公爵夫人という、年齢もタイプも異なる3人の女性たちだった。しかしこの危険なゲームは、次第に彼自身にもその刃を向け始め…?はたしてゲームの勝者は?そして真の勝利とは…?男と女。愛と自由。欲望と純愛。現代にも通じる普遍的なテーマが、新たな息吹とともに鮮やかに甦る!