あらすじ

時は平安。やんちゃでおてんばな姫君・薫子が、触れ、感じ、思い悩んだ世相は、一見華やかなりし貴族の世の陰であった……。
葦の原幻想
壬申の乱の前後に舞台を取り、ユニークな着想で激動の時代の人々を描く大型歴史ロマン!!
夜の虹
夜と闇の政界に閉ざされていく古い神々とさまざまな人々。古代幻想ロマン。他に「天地のあわい」「但馬皇女悲歌」を収録。
天離る月星
この世に等しくならびなき者――藤原不比等に想を得て描く古代王朝絵巻。会心の古代幻想ロマンシリーズ!!
玉響
歴史の裏側で生き、歴史をつくってきた人々がいる。神話と現実のはざまを描破した野心作。ほかに「枯野」を収録。
眉月の誓(1)
義妹・五百重(いおえ)との誓いを胸に秘め、孤高の人生をゆく藤原史(ふじわらのふひと)。二人の愛は…!?古代幻想ロマンシリーズ!!
眉月の誓(2)
義妹・五百重(いおえ)との誓いを胸に秘め、孤高の人生をゆく藤原史(ふじわらのふひと)。二人の愛は…!?古代幻想ロマンシリーズ!!
眉月の誓(3)
義妹・五百重(いおえ)との誓いを胸に秘め、孤高の人生をゆく藤原史(ふじわらのふひと)。二人の愛は…!?古代幻想ロマンシリーズ!!
眉月の誓(4)
義妹・五百重(いおえ)との誓いを胸に秘め、孤高の人生をゆく藤原史(ふじわらのふひと)。二人の愛は…!?古代幻想ロマンシリーズ!!
夢の奥城
天智天皇の皇后・倭姫王(やまとのひめみこ)。その悲劇的な波乱に満ちた生涯を描破した傑作!
月の琴
白村江(はくすきのえ)の大敗から二年。百済を統治下に入れた唐朝廷の陰謀が……!?
天ゆく月船
幼くして父を亡くし、心ならずも政争の渦に巻き込まれてゆく氷高皇女。後の元正天皇の青春を描く傑作。
初月の歌
万葉集の撰者として、あまりにも有名な歌人、大伴家持。彼の悲哀と希望に彩られた青春の日々を描破する古代幻想ロマン!
昏い月
時は716年、近江国守武智麻呂が静養先で体験した不思議な出来事とは……!?
春宵宴(1)
時は平安。やんちゃでおてんばな姫君・薫子が、触れ、感じ、思い悩んだ世相は、一見華やかなりし貴族の世の陰であった……。
春宵宴(2)
時は平安。やんちゃでおてんばな姫君・薫子が、触れ、感じ、思い悩んだ世相は、一見華やかなりし貴族の世の陰であった……。
断章

断章

『修一郎と薫』シリーズ、四作目!大正八年の秋。修一郎と薫は、帝大を志望する受験生になっていた。これからも変わらぬ友情を誓うニ人だが、婚約者もできたニ人が少年のままでいられる日々は終わろうとしていた――。迷いながらも日々成長していく若者たちを描いた群像劇。
花明り

花明り

六歳の春、洋悦は養母と別れ、生家へ引き戻された。厳格な祖母、恐ろしげな父、粗暴な兄たち。生きた心地のしない日々から彼を導いてくれたのは、大好きな絵と、明るく美しい姉の真柄だった。表題作ほか、『修一郎と薫』シリーズの修一郎と、後に婚約者となる燿子の出会いを描いた「クリスタル・ロンド」「銀の雫」を収録!『修一郎と薫』シリーズのコミックスとしては「白虹」と「断章」の間にあたります。
六月の賦

六月の賦

大正五年、英語塾に通う修一郎は大人びた佇まいを持つ級友・薫に出会った。一見大人びている薫が時折見せる危うい儚さに、修一郎は反発を覚えつつも次第に惹かれていく――。緻密な考証と叙情豊かな筆致によって、大正時代を生きる若者達の成長を描き出す『修一郎と薫』シリーズ、開幕!
セルリアン小曲集

セルリアン小曲集

『修一郎と薫』シリーズ、二作目!大正六年の春。カフェで修一郎に近づいて来たのは「新しい演劇」を志す劇団・地球座の座長・森脇だった。女役として参加させられたことに不平を漏らしつつも劇団員の情熱に感化されていく修一郎だが、言われのない糾弾記事を書かれた地球座は解散の危機に陥ってしまう??「クリスタル・ウインド」ほか、眩しいばかりではない時代を、強く生きていく修一郎と薫の物語!
ヴィラ21

ヴィラ21

類い稀なる画家としての才能を持ちながらも、周囲の期待とプレッシャーに耐えきれず薬を服用してしまった少女・燿。静養のために元精神科医師が所有する湖畔の別荘を訪れるがそこの住人は皆どこかがおかしくて――?狂気と向き合う少女を描いた表題作ほか、『修一郎と薫』シリーズの前日譚、「酸漿抄」「海の瞳」などを収めた傑作集!
白虹

白虹

『修一郎と薫』シリーズ、三作目!大正八年、夜道で暴漢に襲われそうになっていた大阪朝日新聞の記者・長谷川万次郎を助けた修一郎と薫は、そのことをきっかけに「動乱の夏」とも言うべき季節へと巻きこまれていくことになる。列強国を目指してめまぐるしく変わっていく日本、その大きな胎動が伝わってくる連作集。
グリーングラス序曲

グリーングラス序曲

受験勉強という名目で、釧路の山荘にしばらく滞在することになった翠。純粋な地元の青年・征と、翠を見守る父の部下・間宮とのふれあいを通じて、幼かった翠は変わっていく――。表題作ほか、子供から大人へと移ろう過程を、著者一流の筆致で瑞々しく描き出した傑作短編集。