長岡 良子(ながおか よしこ、1948年8月23日 - )は、日本の女性漫画家。山形県西村山郡朝日町出身、東京都在住。 1974年、『りぼん』(集英社)増刊号に掲載された「ナイルの詩」でデビュー。『ボニータ』(秋田書店)等に多くの作品を発表。日本史や古代エジプトを題材にした作品が多い。『ミステリーボニータ』(秋田書店)で「華麗なる愛の歴史絵巻」シリーズを年2回のペースで掲載している。ところが、2016年3月の時点で秋田書店のサイトで作者のコミックスのデータが『うたかたの曜(ひかり)』までの既刊全部が丸ごと消えて読者を困惑させたが、編集部によれば絶版になりHPから削除したとのことである。
受験勉強という名目で、釧路の山荘にしばらく滞在することになった翠。純粋な地元の青年・征と、翠を見守る父の部下・間宮とのふれあいを通じて、幼かった翠は変わっていく――。表題作ほか、子供から大人へと移ろう過程を、著者一流の筆致で瑞々しく描き出した傑作短編集。
『修一郎と薫』シリーズ、三作目!大正八年、夜道で暴漢に襲われそうになっていた大阪朝日新聞の記者・長谷川万次郎を助けた修一郎と薫は、そのことをきっかけに「動乱の夏」とも言うべき季節へと巻きこまれていくことになる。列強国を目指してめまぐるしく変わっていく日本、その大きな胎動が伝わってくる連作集。
類い稀なる画家としての才能を持ちながらも、周囲の期待とプレッシャーに耐えきれず薬を服用してしまった少女・燿。静養のために元精神科医師が所有する湖畔の別荘を訪れるがそこの住人は皆どこかがおかしくて――?狂気と向き合う少女を描いた表題作ほか、『修一郎と薫』シリーズの前日譚、「酸漿抄」「海の瞳」などを収めた傑作集!
『修一郎と薫』シリーズ、二作目!大正六年の春。カフェで修一郎に近づいて来たのは「新しい演劇」を志す劇団・地球座の座長・森脇だった。女役として参加させられたことに不平を漏らしつつも劇団員の情熱に感化されていく修一郎だが、言われのない糾弾記事を書かれた地球座は解散の危機に陥ってしまう??「クリスタル・ウインド」ほか、眩しいばかりではない時代を、強く生きていく修一郎と薫の物語!
大正五年、英語塾に通う修一郎は大人びた佇まいを持つ級友・薫に出会った。一見大人びている薫が時折見せる危うい儚さに、修一郎は反発を覚えつつも次第に惹かれていく――。緻密な考証と叙情豊かな筆致によって、大正時代を生きる若者達の成長を描き出す『修一郎と薫』シリーズ、開幕!
六歳の春、洋悦は養母と別れ、生家へ引き戻された。厳格な祖母、恐ろしげな父、粗暴な兄たち。生きた心地のしない日々から彼を導いてくれたのは、大好きな絵と、明るく美しい姉の真柄だった。表題作ほか、『修一郎と薫』シリーズの修一郎と、後に婚約者となる燿子の出会いを描いた「クリスタル・ロンド」「銀の雫」を収録!『修一郎と薫』シリーズのコミックスとしては「白虹」と「断章」の間にあたります。
『修一郎と薫』シリーズ、四作目!大正八年の秋。修一郎と薫は、帝大を志望する受験生になっていた。これからも変わらぬ友情を誓うニ人だが、婚約者もできたニ人が少年のままでいられる日々は終わろうとしていた――。迷いながらも日々成長していく若者たちを描いた群像劇。
大化の改新の前夜、葛城の皇子・中大兄に仕える阿刀ら若者たちは、新しい時代を模索し続けていた!!新しい時代を彩る青春群像!!
京中の女たちのあこがれの君・一条宮につかえることになった娘・讃岐が見た悲しい愛の物語の結末は……?表題作ほか3編を収録!歴史ロマンの旗手が描く、せつなく涙こぼれる恋絵巻シリーズが登場!!
壬申の乱の前後に舞台を取り、ユニークな着想で激動の時代の人々を描く大型歴史ロマン!!