あらすじ

“子供を産んでこそ一人前”なんて最も嫌いな言葉だ。ただ“産んだからこそわかること”は、確かにある。愛しさ、大変さ、時間の大切さ、これまでの自分、これからの自分―。子育ては紛れもなく自分育てだ。
斉藤さん(1)

思ったこと、感じたことを率直に言うのって、結構勇気がいる。でも、言わなきゃ何も変わっていかない―。そんな、簡単なようで難しいことを“斉藤さん”はいとも容易くやってのける。斉藤さんから目がはなせない。

斉藤さん(2)

親になるってホント難しい。甘やかし過ぎちゃいないか。おもちゃみたいに扱っちゃいないか。自分たちが育てられたように、自分の子供を育てているか。“斉藤さん”は考える。一緒に考えて欲しいと思ってる―。

斉藤さん(3)

子供にあれこれ言う前に、自分自身はどうだろう。ちゃんと大人な振る舞いができているか。見て見ぬ振りはしてないか。何が一番大事なんだ。まずは、最初の一歩に勇気を持とう。そしたら、ほら、何かが変わるから―。

斉藤さん(4)

子育ては、終わりがないキリがない。だからこそ、世の母親たちはあれこれ思い悩む。自分の時間も大事にしたいし、子供もちゃ~んと見てなきゃ。親になるって覚悟がいるんだ。当たり前のことが、ズンと胸に響いてくる―。

斉藤さん(5)

昔は近所に悪いことをしたら叱ってくれる大人たちが、普通にいた。叱る方も叱られる方も、あうんの呼吸で、そこには確実に愛があった―。斉藤さんは今日も叱る。愛をもって叱る。心からの声は間違いなく届く。

斉藤さん(6)

結婚、子供―そのときどきで自分の道を選択してきた。一生懸命駆け抜けてきた時間は、何物にも代え難い自分自身の証だ。若いときの美しさより、大人な今の美しさに誇りを持とう。明日がきっと素敵になるから。

斉藤さん(7)

子供の頃、親に怒られたら恐かったし、褒められたら嬉しかった。今、親になって、怒ったり、褒めたりの難しさに直面している。どんな言葉をかけたらいいんだ!?子供は何を待っているんだ!?斉藤さんも日々考える―。

斉藤さん(8)

我が子がいじめられている―。その現実に直面したとき、親は何ができるだろう。何をすればいいんだろう。斉藤さんは考える。親の態度ひとつで子供は変わるんだ。変われるんだ。子供の逆境に親が負けてどうする!

斉藤さん(9)

携帯電話の出現にはびっくりした。確かに便利だ。でも、その使い方を誤ったとき、なにかが壊れ、失われていく。大人たちよ、子供たちを正しく導け。機械ごときに振り回されるな。未来のために“いま”が勝負どころだ。

斉藤さん(10)

携帯―。使い方さえ間違わなければ、というのは大人の論理。子供なんだから、面白そうなことには飛びついちゃうんだ。だからこそ、ダメなことはダメ、ときっちり向き合うのが私たち親の責任だ。大丈夫、まだ間に合う―。

斉藤さん(11)

斉藤家は3人家族。小五の潤一に母、斉藤さん。そして、海外赴任中の父。生活のリズムができあがっていたところへ、斉藤さんよもやの妊娠か!?もし本当なら41歳の高齢出産。子育て世代へ贈る、平成のバイブル―。

斉藤さん(12)

斉藤全子41歳。ただいま第2子妊娠中。まぎれもなく高齢出産ですが母は強しで頑張ります。“若ママ”たちとの出会いの中、変わらずダメなものはダメと言い続ける斉藤さん。赤ちゃんは、無事に産まれた―!?

斉藤さん(13)

“子供を産んでこそ一人前”なんて最も嫌いな言葉だ。ただ“産んだからこそわかること”は、確かにある。愛しさ、大変さ、時間の大切さ、これまでの自分、これからの自分―。子育ては紛れもなく自分育てだ。

斉藤さん(14)

生き方に正解なんかなくて、みんな悩んだり躓いたりしながら、それでも頑張って前へ進んでる。そのとき、ほんの少しの勇気を持って行動したら何かが確実に変わる。変わっていく。そんなことを斉藤さんから教わった―。