あらすじ

事故で両親と視力を失った少女が、たった一人の肉親を捜してインドネシアに渡り、現地で呪術師として名高いワヤンと出会う。ワヤンは彼女のいとこであり、普通の人間の能力をはるかに超えた力を持っていた……。『外科医東盛玲の所見』の番外編として存在した幻の名作、ワヤンの“JAMU(ジャムウ)シリーズ”が登場!!
外科医 東盛玲の所見 (1)

東盛玲(とうもり・あきら)は優秀な外科医。どんな状況でも冷静的確に対処することができる。しかし、彼は通常の人間とは違う能力が備わっていた。妖怪、霊魂、悪霊などが「見える」のだ。彼は人間に危害を加える悪霊などを相手に戦うが、超能力のような特別な力はない。あるのは、強靭な精神と患者を救おうとする熱い情熱だけなのだ!!

外科医 東盛玲の所見 (2)

手術中に突然、右腕が動かなくなった東盛。熱い情熱と医学知識だけで患者を救ってきた東盛だったが、自分にかけられた呪いを自分で解くことはできない。そんな時に現れた呪医のワヤン。彼は敵なのか、味方なのか!?そして、東盛の腕にかけられた呪いの正体は!?東盛自身に最大のピンチが訪れようとしていた……。

外科医 東盛玲の所見 (3)

患者につきまとう悪霊、生霊たちは後を絶たない。優秀な腕と誰よりも熱い情熱をもった東盛は、彼らを相手に戦う日々を送っていた。しかしその特異な能力は、実は高校生の頃から発揮されていた。拾ったカナリアを飼い始めてから様子がおかしくなった同級生。彼を死に導く呪いから救ったのは若き日の東盛だった……!!

外科医 東盛玲の所見 (4)

普通の人には見えないモノまで見えてしまう東盛は、天才的な技術を持つ外科医。一人で長い間孤独な戦いをしていたが、先天的に人の嘘を見抜くことができる咲也という味方ができた。だが東盛には休息の暇はない。また新たな患者が現れた。その患者の向こうに見えたのは、東盛に敵意を持つ氏部桂(うじべ・かつら)の姿だった……。

外科医 東盛玲の所見 (5)

外科医・東盛は特別な目を持つが故、なにやら得体の知れないものに付きまとわれることも多い。今度は親友の根本までが何者かにとりつかれ、すべての記憶を失い、訳の分からない抜け殻のような状態になってしまう。その原因を突き止めていくと、意外なものが出現していた……。親友の危機が、東盛の熱い心に火を付ける!

外科医 東盛玲の所見 (6)

もらわれっ子で、目が見えない子供だった東盛。親友からの角膜移植により再び光を取り戻すのだが、その移植がきっかけで、不思議な目を持つことになる。あれから20年、その時の事情を知る男が幼い息子を連れ、変わり果てた姿で東盛の前に現れた。その男は当時、天才と言われた脳外科の先生。彼が東盛に近づいたのにはワケがあった……。

外科医 東盛玲の所見 (7)

罪を重ねると、それはいつか自分に戻ってくる!!しかも、怪奇な者に姿を変えて……!!だが、その怪奇な姿を見ることができるのは東盛だけ……。自分の願いは自分の力で手に入れるものだと信じ、東盛は孤独な戦いに再び挑む!本格ヒューマン・ミステリアス・コミック、いよいよ完結!!

外科医 東盛玲の所見・番外編 さよならのJAMU

事故で両親と視力を失った少女が、たった一人の肉親を捜してインドネシアに渡り、現地で呪術師として名高いワヤンと出会う。ワヤンは彼女のいとこであり、普通の人間の能力をはるかに超えた力を持っていた……。『外科医東盛玲の所見』の番外編として存在した幻の名作、ワヤンの“JAMU(ジャムウ)シリーズ”が登場!!