あらすじ

グズで泣き虫な少年・グズ六こと大西六郎(おおにし・ろくろう)と相棒の馬・ゴン太(ごんた)の活躍を描いた人情ドラマ。北海道で祖父と暮らすグズ六は、何をやっても失敗ばかりで悪ガキ達にからかわれていた。そんなある日、狂暴な熊に襲われて命を落とした祖父から、その死の直前に九州で母親・柳子(りゅうこ)が生きていると知らされたグズ六は、相棒の馬・ゴン太とともに九州を目指して旅に出るのだが……!?
中沢啓治作品集「グズ六行進曲」(上)

グズで泣き虫な少年・グズ六こと大西六郎(おおにし・ろくろう)と相棒の馬・ゴン太(ごんた)の活躍を描いた人情ドラマ。北海道で祖父と暮らすグズ六は、何をやっても失敗ばかりで悪ガキ達にからかわれていた。そんなある日、狂暴な熊に襲われて命を落とした祖父から、その死の直前に九州で母親・柳子(りゅうこ)が生きていると知らされたグズ六は、相棒の馬・ゴン太とともに九州を目指して旅に出るのだが……!?

中沢啓治作品集「グズ六行進曲」(中)

旅の途中で出会った熊ほり職人・源太(げんた)から、熊ほりの技術を伝授されたグズ六こと大西六郎(おおにし・ろくろう)。そして英二(えいじ)に妨害されながらも源太の尽力で熊ほり大会の出場できる事になったグズ六は、大会開始後に緊張のあまりスタートが遅れるが、迫力のある熊を彫って一日目を終える。その後、英二が仕込んだ睡眠薬入りのジュースを飲んだグズ六は、熊を仕上げるはずの二日目にずっと眠ってしまい……!?

中沢啓治作品集「グズ六行進曲」(下)

暴力団に強制労働させられる百姓達を救ったグズ六こと大西六郎(おおにし・ろくろう)の新聞記事を読んで、東京へと駆けつけた母親・柳子(りゅうこ)は、東北へ向かったグズ六と行き違いになってしまう。一方、東北に着いたグズ六は、相棒の馬・ゴン太(ごんた)を探し回り、ゴン太が売られた太田組にたどり着くのだが……!?そしてグズ六と柳子は再会できるのか?たくましく成長したグズ六の姿に感動する完結巻。