マウゼル教が年に一回行う、聖グレンデルの託宣。そこで「世界を滅ぼす猛毒」と予言され、生まれてすぐ闇に葬られた廃棄王女パシフィカ・カスール。疎まれた彼女の運命は!?
マウゼル教の追っ手を逃れ、立ち寄った街でパシフィカが出会った娼婦ルテア。彼女が落としたペンダントを届けに行ったパシフィカ一行が見たのはルテアの死体とその傍に立ちつくすもう一人のルテアだった!?
父の仇を討たんとパシフィカ一行の前に現れた女性。彼女はターサといい、グレンデルの託宣で死んだ神官の娘だった。自分を廃棄王女の地位に追いやったあのグレンデルの託宣のもうひとつのエピソードが語られる!!