あらすじ

虎男が休日出会ったスリを働いていた少女・花子。親のことを話したがらない花子を、家に連れ帰ったことから、男所帯の桜木家での奇妙な同居生活が始まる。そんなある日、花子が町中で連れ去られたという連絡が虎男のもとに入り……。花子を巡る人情話のほか、久遠寺家3人娘の意中の相手が桜木家の3兄弟であることを娘達の母・富子が知って……。桜子と鷹男、菊子と虎男、百合子と龍男、それぞれの恋はどのような結末を迎えるのか!?新名あきが描く大正ロマンス、涙と感動のフィナーレ!!
いのち短し恋せよおとめ(1)

久遠寺桜子(くおんじ・さくらこ)と桜木鷹男(さくらぎ・たかお)は幼なじみでお隣さんの恋人同士。しかし、桜子の母・富子は、公家である久遠寺家の家柄と、徳川将軍家に代々仕えてきた旗本の家系である桜木家の家柄の違いに、2人が仲良くするのを黙って見ていられない。嫁入り前の娘に悪い虫がついてはと、一計を案じるが……。新名あきが大正時代の東京を舞台に描く純情可憐な恋模様、第1弾!!

いのち短し恋せよおとめ(2)

お目付役・鞍馬乱子(くらま・らんこ)との勝負に敗れ、鷹男と逢えなくなってしまった桜子。桜子の気持ちが変わったわけではないことを知った鷹男は、乱子を負かすことで桜子を取り返そうと決意し、長兄・龍男のもとで武芸の特訓に励む。一方、久遠寺家の長女・百合子のもとには、母が薦める決定版の見合い話がきて。母の想いと心に秘めた好きな相手との間で板挟みになる百合子だが……。久遠寺家の3人娘と、桜木家3兄弟がおりなす純情可憐な大正ロマンス第2弾!!

いのち短し恋せよおとめ(3)

虎男が休日出会ったスリを働いていた少女・花子。親のことを話したがらない花子を、家に連れ帰ったことから、男所帯の桜木家での奇妙な同居生活が始まる。そんなある日、花子が町中で連れ去られたという連絡が虎男のもとに入り……。花子を巡る人情話のほか、久遠寺家3人娘の意中の相手が桜木家の3兄弟であることを娘達の母・富子が知って……。桜子と鷹男、菊子と虎男、百合子と龍男、それぞれの恋はどのような結末を迎えるのか!?新名あきが描く大正ロマンス、涙と感動のフィナーレ!!