あらすじ

恋。それは「けがれなき罪」の始まり。ざわめき、もつれ、揺れる、それぞれの想い。――ずっと胸につかえていたあの日のことに決着をつけようと守重(もりしげ)は、みなかに正面から謝罪。お互いの誤解が解け、すれ違ってしまった想いを、ようやく重ねあわせることができた。やり直しのデートでは、強く惹かれあい、二人の関係は順風満帆かと思われた。しかし、和羽(かずは)がとった思いがけない行動から取り返しのつかない波紋が広がり……。
いつか、夜明けの空で待ってる。(1)

瞬間、奪われた。心も未来もたぶん全て――。周囲が寄せる期待に悩む優等生・星野守重(ほしの・もりしげ)と楚々とした美少女・東雲(しののめ)みなか。ほのかな好意を持った二人はデートの約束をするが……当日、守重は大遅刻。その後、謝ることもできぬまま、みなかは転校してしまう。傷心の守重だったが、進学先の高校で運命の再会が待っていた……。みずみずしさ溢れる青春純愛ロマネスク、開幕。

いつか、夜明けの空で待ってる。(2)

恋。それは「けがれなき罪」の始まり。ざわめき、もつれ、揺れる、それぞれの想い。――ずっと胸につかえていたあの日のことに決着をつけようと守重(もりしげ)は、みなかに正面から謝罪。お互いの誤解が解け、すれ違ってしまった想いを、ようやく重ねあわせることができた。やり直しのデートでは、強く惹かれあい、二人の関係は順風満帆かと思われた。しかし、和羽(かずは)がとった思いがけない行動から取り返しのつかない波紋が広がり……。

いつか、夜明けの空で待ってる。(3)

守重(もりしげ)のみなかへの告白は実らない。彼女は守重が幼なじみの和羽(かずは)からキスを迫られているのを見てしまったから……。二人の想いはすれ違い、重なることはなかった……。守重の胸が失恋の痛みに震えている時、傍にいたのは英(はな)だった……。そして……それぞれが揺れ動く心を抱いて合宿の日がやって来る――。戻らぬ日々に心疼く青春純愛ロマネスク、最終章。