あらすじ

学園祭で展示されていた「餓鬼のミイラ」が生物部に戻ってきた頃から、東森覚(ひがしもりさとる)は自分が何者かにつけられている気配を感じる。在校生記念写真を元に探すが、その人物を見つけることはできない。髪が長く、切れ長の目で冷たい感じ――それは何年か前、受験ノイローゼで校舎の屋上から飛び降り自殺を図った女性徒の特徴と一致していた……!?怪奇現象をめぐる人の心、愛憎を描いた異色ホラーコミック完結編。小山田いくの筆が冴え渡る!!

河童、龍、鵺(ぬえ)、猫又……不思議な標本に囲まれた十種(とくさ)高校生物部。部長の東森覚(ひがしもりさとる)と部員の専女摩未(とうめまみ)はさまざまな怪奇現象に巻き込まれながら、その謎を解き明かしていく。2人が目にする未知の生物達の本当の姿とは?トラックに巻き込まれて死んだ猫の死骸を抱いて、白河啓子が生物部を訪ねる。啓子は、東森にせめて生きていた時の姿で葬りたいと、猫の体を元に戻すことを依頼する。形だけは元に戻すことを約束した東森だったが……。「決して一般受けしないであろう漫画を思い切り描けた」という小山田いくの個性が発揮された6編を収録。

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学園祭で展示されていた「餓鬼のミイラ」が生物部に戻ってきた頃から、東森覚(ひがしもりさとる)は自分が何者かにつけられている気配を感じる。在校生記念写真を元に探すが、その人物を見つけることはできない。髪が長く、切れ長の目で冷たい感じ――それは何年か前、受験ノイローゼで校舎の屋上から飛び降り自殺を図った女性徒の特徴と一致していた……!?怪奇現象をめぐる人の心、愛憎を描いた異色ホラーコミック完結編。小山田いくの筆が冴え渡る!!

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