あらすじ

東京の駿河谷高校へ遠征試合に出かけた椿ヶ丘剣道部。駿河谷高剣道部は、ほとんどの選手が相撲部と二足のワラジをはき、強靱な肉体を作り上げている。その威圧感に気押され、椿ヶ丘は先鋒・菊地弟、次鋒・鈴木が、駿河谷の先鋒・琴村に連敗。そして中堅・洋平太の出番がやってきた。
旋風(かぜ)の橘(1)

律令館高と椿ケ丘学院高の剣道親善試合。インターハイ常連の律令館は、今年から共学になったばかりの椿ケ丘に苦戦していた。その原因は、去年の中学関東大会ベスト8の椿ケ丘の副将・柳田邦彦。さらに、椿ケ丘はまだ秘密兵器を温存していた。対戦表の大将の名前が、空欄になったままなのである。ここに入るのは、果たしてどんな選手なのか…!?持ち前のセンスで急速に成長していく橘と、仲間たちの奮闘を描く、熱血剣道ストーリー!!

旋風(かぜ)の橘(2)

愛媛から橘の幼なじみ・洋平太がやってきた。剣道場に現れた洋平太は、いきなり柳田に勝負を挑む。なんと洋平太は竹刀を持たず、素手のままで柳田と互角の勝負を演じてしまう!その後、洋平太は橘と再会。1週間後に迫った橘と柳田の対決に向けて、2人で特訓を始める!

旋風(かぜ)の橘(3)

東京の駿河谷高校へ遠征試合に出かけた椿ヶ丘剣道部。駿河谷高剣道部は、ほとんどの選手が相撲部と二足のワラジをはき、強靱な肉体を作り上げている。その威圧感に気押され、椿ヶ丘は先鋒・菊地弟、次鋒・鈴木が、駿河谷の先鋒・琴村に連敗。そして中堅・洋平太の出番がやってきた。

旋風(かぜ)の橘(4)

滝田の陰謀で、定時制への編入を余儀なくされた橘と柳田。しかも、新設されたばかりの定時制には、剣道部がなかった。高校剣道の祭典・玉竜旗に出場し、滝田を見返すことを目標にしている橘と柳田は、大急ぎで部員勧誘に動きだす。あと3人集めなければ、大会に出場することすらできないのだ。

旋風(かぜ)の橘(5)

高校剣道日本一を決める玉竜旗大会。椿ヶ丘定時制剣道部は、1回戦で昨年3位の強豪校・依谷実(よりやざね)高を打ち破る。次に対戦するのは、大将・時を擁する名門の駿河谷高かと思いきや、なんと駿河谷は田原坂高の先鋒・千場に5人抜きで敗れてしまった。橘と、椿ヶ丘定時制剣道部の面々の成長を描く完結集!!