あらすじ

公爵家の跡継ぎとして、自分を律しながら成長したオリビア。しかしその行き過ぎた『淑女らしさ』は、周囲の人間には「冷酷」「感じが悪い」と使用人たちから怯えられていた。ある日、父親に魔力が強い隠し子がおり、その子を引き取ろうとしているという噂が屋敷に広まる。追い打ちをかけるように、知らない名前の書かれた大量の荷物が届きーー。
頭に花なんて咲いてません!悪役令嬢のツンがかわいすぎる件 1

国一番の魔力を誇る公爵家の一人娘として生まれたオリビアは、母親に似て魔力をほとんど持たなかった。そのため父親に見向きもされず、母親もその負い目からか幼い頃からオリビアを厳しく教育した。それでも素直で明るいオリビアは笑顔を絶やすことはなかった。だが、父から顧みられず厳しい母のもと、楽しみにしていた自分の6歳の誕生日、父親はパーティーに来てくれなかった。父親が冷たい理由が自分に魔力がほとんどないせいだと使用人が話していることを聞きーー。

頭に花なんて咲いてません!悪役令嬢のツンがかわいすぎる件 2

公爵家の跡継ぎとして、自分を律しながら成長したオリビア。しかしその行き過ぎた『淑女らしさ』は、周囲の人間には「冷酷」「感じが悪い」と使用人たちから怯えられていた。ある日、父親に魔力が強い隠し子がおり、その子を引き取ろうとしているという噂が屋敷に広まる。追い打ちをかけるように、知らない名前の書かれた大量の荷物が届きーー。

頭に花なんて咲いてません!悪役令嬢のツンがかわいすぎる件 3

父親に連れられた義弟・エリックを見た瞬間、前世の記憶が蘇り、ここが乙女ゲームの中で自分が悪役令嬢になる人物だと気づいたオリビア。このままでは自分や母はエリックをいじめぬき、彼を闇堕ちさせてしまう。目の前にいるかわいく尊いエリックにめろめろになったオリビアは、闇堕ちを阻止することを決意。エリックに優しく接しようとするが、『淑女らしさ』が邪魔をしてついつい冷たい態度になってしまう。しかし、エリックは他の人とは違いオリビアに怯える様子がまったくなく、かえってなついて来る。どうして……?