本棚に追加
本棚から外す
読みたい
積読
読んでる
読んだ
フォローする
メモを登録
メモ(非公開)
保存する
お気に入り度を登録
また読みたい
※本棚・フォローなどの各アクションメニューはこちらへ移動しました(またはフローティングメニューをご利用ください)

手塚治虫作品の中でも特に印象に残っている短編

手塚治虫がトラウマです。まだ汚れも知らぬ小学生のころ、なにげに読んだ手塚治虫作品からたくさんのトラウマと言う名の衝撃を受けました。特に『火の鳥』は「復活編」「宇宙編」はじめ、心をえぐるような話が多く、いまだに「面白い」と思うより先に「恐怖」が思い出されます。そんな手塚治虫作品の中でも特に印象に残っているのが「ドオベルマン」という短編。  父が買ってきた手塚治虫の追悼記念号「朝日ジャーナル 手塚治虫の世界」というムックに再録されたこの「ドオベルマン」によって、小学生の僕は長年にわたって独りでトイレにいけなくなってしまったのです。ある夜、手塚治虫が外国人の絵描き・ドオベルマンと出会うところから物語がはじまります。ただのフーテンと思い、適当にあしらおうと思った手塚でしたが、人の心が読めるという彼のもつ不思議な力に興味を持ちます。ドオベルマンのアトリエにいった手塚は、そこで彼の作品を見ます。ある日突然、何者かの「描け」という啓示を受け、ガムシャラに書き始めたというドオベルマンの作品は子供の落書きのようなものばかり。動物とも鉱物ともいえない何かの絵がアトリエに何百枚とある。気になって何回も訪れていた手塚は、その絵がある一定の配列があることに気づきます。止まることのないドオベルマンの筆は一体何を描ききるのでしょうか…?というお話。ラスト、遠くの出来事がぐっと身近に引き寄せらたとき、ゾワゾワっとした恐怖を感じます。これがたったの32ページにまとめられているというのが、本当に驚嘆です。

名無し
『SFファンシーフリー』のクチコミ投稿
クチコミで好きなマンガを広めよう!
話題の種類
「マンガのクチコミってどうやって書けばいいの?」という方へ!選んだ話題に応じた書き方のヒントや例文を表示します。初めての方は、練習用ページで気軽に投稿の練習をしてみてください。
タイトル
本文
SFファンシーフリー
SFファンシーフリー
手塚治虫
手塚治虫
あらすじ
ゼンソクになやむ男が考えた。先祖に薬を飲ませて、ゼンソクの遺伝子を消そう……。タイムパラドックスをあつかった佳編「ゼンソクの男」など、軽妙な短編を集めた「SFファンシーフリー」。他に、傑作短編4作を収録。
SFファンシーフリーの情報の提供お待ちしてます!
掲載している内容の誤りや、この作品に関するおすすめの記事、公式情報のリンクなどはこちらからお送りください。みなさまのご協力をお願い申し上げます。