邪悪な気を纏った長船は桃華と琥珀に襲いかかる! 取り憑かれたような長船の刃が振り下ろされ、諦めかけたその時、間一髪で現れた葛によって防がれた。身を挺して鬼を守った桃華に、葛は優しく微笑みながら感謝を告げる――。鬼への恨みや恐怖心から、心に鬼が宿ってしまった長船。その姿を見た葛は、村や仲間、そして桃華を守るため真の姿を解放する……! 「お前の祖母に語ったのは 人が知らない鬼の真実だ」桃華はその真実を知り、再び自分の気持ちと向き合い、葛に想いを告げる。想い想われる温かさと喜びを知った二人の間に、かつてのような鬼と人との隔たりは無く、ただ満たされながら愛を語り合う――。※本作品は2024/10/31までパラダイム出版様より配信されていた作品と同内容のコンテンツです。重複購入にご注意ください。