あらすじ天才マジシャンの息子である高遠遙一は、高校時代、多芸多才でありながら誰にも心を開かず、退屈な学校生活を送っていた。そんな時、偶然入部したマジック部で初めて心を許せる仲間たちと出会ったが、それは恐るべき殺人ショーの幕開けであった!!『金田一少年の事件簿』で金田一一(きんだいち・はじめ)の宿敵である、“地獄の傀儡師”高遠遙一が、凶気の殺人事件の解決に挑む!!
作者のお二方によるセルフスピンオフ作品です。かなり経験も実績もある方々なので、主人公が金田一くんから高遠に変わっても、全く金田一くんでした。 ・・・と思って読んでいたのですが、最後の最後で少しですが驚きがありました!! 内容は言わずもがな、面白いです。流石にこれだけ事件を連発していると、どうしてもトリックや動機などでマンネリ化は避けられないところだと思いますが、そのマンネリが「つまらない」という方向ではなく、なんとなく気持ちの良い安心感につながっているように感じ、さすがっすなぁ〜と思います。 あと高遠が主人公だからなのか、高遠の後に出てくる人物の全部が全部、死ぬ予感しかしなかったです(生き残る人もちゃんといました)。