男達の欲望のはけ口とされ続けた、美しき令嬢マリア。男に失望した彼女は、自ら体を与え、男達から金を巻き上げるようになっていった。その行為を懺悔するも、神父から受ける官能の罰に乱れ狂う…。
あの惨劇後、マリアは生きていた。そしてレオニードも。亮介の記憶を失っているマリアはレオニードの恋人となり、果てることのない欲望のおもむくまま、激しい情事に耽り続ける日々を送っていた。しかし、ある日屋敷にレオニードの妹ローラが現れてから、運命は再び動き出す…。