あらすじ

草木萌出(そうもくめばえいずる)ころ相国の都江陵に血の粛清が下った。捕らわれた相国の太子姫秀宝(きしゅうほう)は、殺されるために騎馬民の国崔へと送られることになった。そこで待ち受けていたのはかつて己が恩情をかけて愛した廷威(ていい)だった。中華風歴史BL。
三皇記 一 囚われの太子

草木萌出(そうもくめばえいずる)ころ相国の都江陵に血の粛清が下った。捕らわれた相国の太子姫秀宝(きしゅうほう)は、殺されるために騎馬民の国崔へと送られることになった。そこで待ち受けていたのはかつて己が恩情をかけて愛した廷威(ていい)だった。中華風歴史BL。

三皇記 二 籠の中の孤独

相国の政変後、騎馬民の国崔で時を過ごす秀宝。気がかりは皇后と公主のこと。二人の所在についてなかなか真実を言わない廷紳に秀宝は腹を立て、二人の間に溝が生じることとなる。

三皇記 三 廷威の秘密

予期せず皇后と公主の死を知ることとなった秀宝。同時に廷紳への不信感は募るばかり。この世への未練もなくなった秀宝は大江へ身を投じるが廷紳によって再び助けられてしまう。そしてようやく廷威の秘密を知ることとなる。