あらすじ

世界の南の端にある「花勒(かろく)」「花陀(かだ)」「雨果(うか)」「沙文(しゃもん)」の四つの島。それぞれの島を治める領主は、海神(わだつみ)の託宣により選ばれた『海神の娘』と呼ばれる娘を娶ることとなる。この娘たちを娶ることにより、島は海神の加護を得て、繁栄するのだという。海神の託宣を受け、雨果の領主・然(ぜん)のもとに嫁ぐこととなった物静かな銀髪の少女・瑶(よう)。「きっと雨果の君に愛されるわ」という言葉を受けて、雨果に向かった瑶だったが、突如として嵐に見舞われ、海に投げ出されてしまう。然に救出され無事に雨果の屋敷で目覚めた彼女。しかし、海神の加護で巻き込まれはずのない嵐への疑念や過去のトラウマが蘇り、心をかたく閉ざしてしまい…? 【第2章「丹の島の死人姫」を収録】
海神の娘 1巻

世界の南の端にある「花勒(かろく)」「花陀(かだ)」「雨果(うか)」「沙文(しゃもん)」の四つの島。それぞれの島を治める領主は、海神(わだつみ)の託宣により選ばれた『海神の娘』と呼ばれる娘を娶ることとなる。この娘たちを娶ることにより、島は海神の加護を得て、繁栄するのだという。海神(わだつみ)の託宣により、花勒(かろく)の若き領主・啓(けい)のもとに嫁ぐこととなった蘭(らん)。しかし彼女は、花勒の先代領主・榮君(えいくん)に父を処刑された過去を持っていた。己の肉親を殺した男の息子に嫁がねばならぬ運命に不安を抱えながら、蘭は月明かりの下、小舟で婚儀に向かう―――。【第1章「黥面の妃」を収録】

海神の娘 2巻

世界の南の端にある「花勒(かろく)」「花陀(かだ)」「雨果(うか)」「沙文(しゃもん)」の四つの島。それぞれの島を治める領主は、海神(わだつみ)の託宣により選ばれた『海神の娘』と呼ばれる娘を娶ることとなる。この娘たちを娶ることにより、島は海神の加護を得て、繁栄するのだという。海神の託宣を受け、雨果の領主・然(ぜん)のもとに嫁ぐこととなった物静かな銀髪の少女・瑶(よう)。「きっと雨果の君に愛されるわ」という言葉を受けて、雨果に向かった瑶だったが、突如として嵐に見舞われ、海に投げ出されてしまう。然に救出され無事に雨果の屋敷で目覚めた彼女。しかし、海神の加護で巻き込まれはずのない嵐への疑念や過去のトラウマが蘇り、心をかたく閉ざしてしまい…? 【第2章「丹の島の死人姫」を収録】