あらすじ

実力者の父・丹波三郎の命令で、丹波暴力学園を掌握した太郎字。だが、巨大な壁となって立ちふさがる千海・赤川の両校。もはや勝負は、単なる暴力の問題ではない。男の勇気と知力が試されるときがきた。独自に布陣した太郎字に、千海・赤川の決戦は光川との報がとどいた。
大ぼら一代 1巻

少年・山岡太郎字は、母に連れられ海の見える小さな町にやってきた。そこは、母・千代の故郷でもあった。一見、平和そうな町…。だが、五代を番長とする中学生の不良集団が、人々を恐怖におとしいれていた。ついに、太郎字の怒りが爆発、五代にケンカ状をたたきつけた!!

大ぼら一代 2巻

太郎字は、二十兆円の資産家・丹波家の血を引く豪快な暴れん坊。上山村のうじ虫五代を戦車でけちらし、人々を驚かせた。IQ300と自称する間源太郎は、大ぼら同盟結成をよびかけ、太郎字を傘下にしようと挑戦してきた。決戦場は、魔の海千の目の大うずだ!

大ぼら一代 3巻

太郎字は岡山の豪族・丹波三郎の子だ。だが、正妻の子ではないため、母の故郷、上山村で暮していた。そこは太郎字の天下だった。だがある日、間源太郎という少年が転校してきた。そして、千の目の中にある島へいく賭けをした。負けた方が子分になる約束で…。

大ぼら一代 4巻

おそるべき強運によって、魔のうずから奇跡的に源太郎を救出した太郎字。しかし、かねてからの約束により、豪族・丹波家にひきとられる朝がきた。心の安らぎだった母と別れ、まったく未知の世界にとびこむ太郎字。行く手にまつものはなにか!?

大ぼら一代 5巻

山岡太郎字は、小学校を卒業すると、実の父である豪族・丹波三郎にひきとられた。そして、丹波太郎字としての第一歩を踏み出した。父、三郎は、太郎字を丹波学園に入学させ、ひとうの命令をくだす。それは、暴力学園の赤川、千海、丹波の三校を自分の力でまとめることだった。

大ぼら一代 6巻

実力者の父・丹波三郎の命令で、丹波暴力学園を掌握した太郎字。だが、巨大な壁となって立ちふさがる千海・赤川の両校。もはや勝負は、単なる暴力の問題ではない。男の勇気と知力が試されるときがきた。独自に布陣した太郎字に、千海・赤川の決戦は光川との報がとどいた。

大ぼら一代 7巻

丹波学園をひきいる太郎字は、光川で激突した赤川・千海両軍をかく乱し、あざやかな勝利を得た。大ぼら同盟の動き活発、父・三郎も日本改革へ不気味な策動を始めた。愛する母の死、父との決裂。王峰学園に進学した太郎字に大きな人生の試練が待ち受けていた。

大ぼら一代 8巻

父と決裂後、丹波家をとびだした太郎字は鳥取へ。かつて日本中のあぶれ学生をまとめた、伝説の人島村万次郎は、巨大な権力への野望にぎらぎらと燃える男だった。丹波三郎の日本改革案をめぐり、舞台は衆議院選挙。陰謀家たちの暗躍がはじまった!!太郎字は!?

大ぼら一代 9巻

野望家の父・丹波三郎や万次郎らと決別した太郎字は、大ぼら同盟の拡大をはかるため、積極的に動いていた。だが、ふとした事件で、刑事に重傷を負わせ、とらわれの身に。一方、奇策を使って衆院選を勝ち抜いた島村万次郎は、いよいよ権力掌握へとひた走っていった。

大ぼら一代 10巻

服役四年、太郎字の出所をまちうけていたのは、巨大な変貌をとげた日本の姿だった。新しい独裁者として君臨する島村万次郎。かれに葬られた父・三郎の無念の死。ついに決起した太郎字は、万次郎の野望を打ち砕くべく、血で血を洗う凄惨な戦いの中にのめりこんでいった。

大ぼら一代 11巻

島村万次郎による独裁国家へと変貌してしまった日本。太郎字率いる大ぼら同盟は、日本中に散らばってゲリラ戦をおこなうものの、万次郎の強大な権力と軍事力の前に次第に追いつめられていく。太郎字に起死回生の策はあるのか?衝撃の最終巻!!