あらすじ

大型船で攻め上る清原軍を、平泉陥落寸前で粉砕した漂太(義経)たち佐藤軍。さらに、藤原泰衡(やすひら)を救出し、漂太たちは敵の首領・清原光衡(みつひら)を追いつめる!!奥州の覇者・藤原氏に百年の恨みを抱く清原の宿願の結末は?奥州国家転覆計画の陰の黒幕とは……?──そして、久しぶりに平穏を取り戻した平泉で、嫁取りの話が舞い込む!?ドキドキの「漂太の嫁取り物語」も収録し、奥州編、ついに完結!!
遮那王 義経 1巻
京都の古い神社から見つかった古文書。そこには牛若丸(源義経)が、若干16歳にしてこの世を去ったと記されていた。驚愕のもうひとつの義経伝説がここに始まる!──時は遡り平安時代末。京の都での出来事。旅芸人の少年・漂太は自分と外見が瓜二つの牛若丸(源義経)の身代わりを依頼された。漂太と牛若丸――二人の数奇な運命がここから動き始める。2004年、講談社漫画賞少年部門を受賞した傑作、開幕!
遮那王 義経 2巻
平清盛が最高権力者の時代。牛若丸(義経)の身代わりになった漂太は、清盛の前でも完璧に牛若を演じてみせる。しかし、その姿に将来自分をおびやかす資質を予見した清盛は、罠を仕掛ける。遊び相手と称して漂太の元に送った小太郎、小次郎兄弟。二人は禿頭(かむろ)と呼ばれる平家が設けた陰口聞き込み隊だった。清盛の思惑通り、罠にはまり捕らわれる牛若丸の母・常盤。その母を助けるため漂太は山寺へ行くことを決意する。
遮那王 義経 3巻
「山寺で僧となり、一生人界との縁を断て」と、清盛から山中の鞍馬寺へ追放された、漂太演じる牛若。さらに清盛は牛若の命を狙い刺客を送るが、漂太は護法魔王と名乗る天狗に教えを受け、からくもこれを退ける。これが大きな事件の発端となった。漂太の透徹した視線は、清盛の悪意をも凌駕する!一方、漂太と同室の吉兆丸は、貧しさを理由に公家出身の宗蓮たちにいじめられていた。だが、漂太は吉兆丸の味方につき……?
遮那王 義経(4)
遮那王、そう名付けられた漂太の前に、異形の僧・鬼若丸が現れる。蔑(さげす)まれる人生を送ってきた彼と心を通わせ、友となる漂太。初めての友情に、心からの涙を流す鬼若丸は、漂太の危機にその身を投げうつ!この友こそが、後に義経の稀代の忠臣となる武蔵坊弁慶の若き姿であった。心通わせた友とすれ違うように鞍馬に現れたのは、立派な輿(こし)に乗った美しい少女・徳子。ここにもう一つの運命の出会いが……?
遮那王 義経(5)
天狗を探しに鞍馬山を訪れ、漂太(遮那王)に出会った少女・徳子。マムシに咬まれた徳子を漂太が救い、二人は淡い好意を抱き合う。が、徳子の父は、思ってもみない人物だった!一方、本物の牛若は、漂太の仲間・軒下一座とともに高貴宴に招かれる。しかし、それは清盛の太政大臣就任の宴だった。入れ替わりが清盛にバレれば命はない。────清盛の魔手が牛若に伸び、そして牛若は、己の一生をかけた決断を下す!!
遮那王 義経(6)
一生を家の蔵に閉じこもって過ごす決意をした本物の牛若。一方、漂太(遮那王)は、仲間である軒下一座の面々を鞍馬寺に僧兵として迎え入れるため、影の頭領・鎌爺と一戦を交える!そんな中、女の子でありながら、僧兵として寺に入った「りん」の正体がバレてしまい……?そして漂太は、牛若の兄・頼朝の悲しい身の上を聞く。平治の乱で出陣した少年・頼朝は、父を失い、捕えられ、清盛によって伊豆に流されていた──。
遮那王 義経(7)
平清盛の娘・徳子が天皇に嫁ぎ、平氏の勢力をさらに盤石なものにしていた。そんな中、源氏でありながら平清盛に仕える源頼政が鞍馬を訪れる。漂太(遮那王)に出会い、その才能を見出した頼政は、源氏の未来に希望をつなぐ。一方、久々に蔵を出た本物の牛若は、平氏の使者にその姿を見られてしまう。六波羅の調べが漂太にも及ぶと直感した牛若は鞍馬へと向かうが、病は着実に牛若の身体を蝕(むしば)んでいた……。
遮那王 義経(8)
清盛の疑いが漂太(遮那王)に向いていることを警告するため、牛若は病をおして鞍馬に駆け付ける。久々の再会に楽しく会話を交わす牛若だが、彼は己の死期を悟っていた。「平家を討つ!」漂太とともに宣戦布告の矢である鏑矢を六波羅に向けて放つ牛若。が、鞍馬から戻った牛若は吐血して倒れ……?そして鞍馬寺には、漂太の天与の才を恐れる清盛が現れる。源氏を、侍を捨てた証しとして得度(とくど)して出家せよと迫るが!?
遮那王 義経(9)
漂太(遮那王)に平家打倒の望みを託し、本物の牛若丸は逝ってしまった──。己の死期を悟っていた彼の最後の望み通り、漂太は身代わりではなく、源氏の棟梁の子・牛若丸として生きる決意をする。牛若の遺志を継ぎ、平家打倒の力を蓄えるためには、鞍馬を脱出し奥州へ行かねばならない。だが、鞍馬へ戻った漂太を待っていたのは、寺の厳しい監視だった。幼なじみである軒下一座の面々との別れに、漂太の心は揺れる……。
遮那王 義経(10)
本物の牛若の義父である藤原長成は、金売り吉次という商人に頼み、漂太(遮那王)を奥州平泉へと逃がすことにする。しかし、奥州行きを前にして、遮那王は五条大橋に出没する怪僧・武蔵坊弁慶の噂を聞く。弁慶の正体は、かつて生涯の友情を誓った鬼若なのか?漂太は弁慶の悪行を止められるか!?いざ決戦、五条大橋!そして、漂太は奥州を目指す。しかしそこにも清盛の監視の目は光っていた……!
遮那王 義経(11)
「遮那王」最後の日──。奥州行きの途中、ついに名を改める漂太(遮那王)。牛若の父・源義朝の名から“義”の一文字を、そして、鞍馬寺の仲間や思い出を表す字“経”を用い、自らの手で元服し、「源義経」と名乗る!一方、業を煮やした平清盛は、宋銭五百貫の賞金を遮那王の首にかけた。賞金稼ぎの目をくらますため、漂太と弁慶は吉次たち一行と別れ、一時的に山賊「夜叉党」に入ろうとするが……!?
遮那王 義経(12)
武蔵坊弁慶とともに奥州を目指す漂太(義経)の首に、平清盛が五百貫の賞金をかけた。賞金稼ぎたちへの目くらましにともぐりこんだ山賊団「夜叉党」で、漂太は頭(かしら)の“盛(もり)”という男に出会う。過去のしがらみを曲げてでも漂太を守ろうとする盛に、漂太は新たな絆を感じる。「勇の者」、現る!──そして、白河の関へ行く期日も迫る中、漂太は伊豆を訪ねる。本物の牛若の兄・源頼朝に会うために……!
遮那王 義経(13) 奥州編
漂太(義経)、未知の世界・奥州平泉へ!!伊豆に流された本物の牛若の兄・源頼朝に会い、平家打倒の決意を固くする漂太。山賊の頭、伊勢三郎能盛(いせさぶろうよしもり)、通称“盛さん”を「勇の者」として臣下につけた漂太一行は、白河の関を目指す。そこから先は奥州、平家の手も届かない別世界。その中心、金色の都市・平泉に座すのは、奥州十七万騎の王、藤原秀衡(ふじわらのひでひら)!新編・奥州編、ここに開幕!
遮那王 義経(14) 奥州編
「忠の者」武蔵坊弁慶と「勇の者」伊勢三郎能盛を従え平泉に入った漂太(義経)一行。奥州の王・藤原秀衡(ひでひら)に、率直に「平家打倒に力を貸してほしい」と告げた漂太は、人物を見極めるまで、と秀衡のもとに身を寄せることになる。そこで出会った秀衡の家臣、佐藤継信・忠信兄弟に私怨を抱く者の襲撃計画を知った漂太は……?勝ち目のない戦いに挑もうとする本物の武士・佐藤継信を救うため、漂太は秘策を練る……!!
遮那王 義経(15) 奥州編
佐藤兄弟の危機を救い、信頼を得た漂太(義経)。が、そんな兄弟も問題を抱えていた。兄に勝てぬ弟は、複雑な思いを抱いていたのだ。そんな時、物の怪騒ぎが持ち上がる。漂太は二人の距離を縮めることができるのか?そして、平家打倒の力添えをと頼んだ漂太に対し、奥州の覇者・藤原秀衡(ひでひら)は、その度量を試そうとする。「息子の馬を借りてきてほしい」という、一見簡単な頼み事に隠された秀衡の思惑とは?
遮那王 義経(16) 奥州編
平泉を訪れた異国・金国(きんこく)の使者、コヨウ姫。弁慶は、自分の心の傷を見抜いた、強く美しいコヨウ姫に恋をする。金国との友好反対派によるコヨウ姫暗殺計画の噂を聞いた弁慶は、一人独断で姫を警護しようとするが、刺客と間違えられ捕らわれてしまう!!全身全霊をかけてコヨウ姫を助けようとする弁慶に、姫の心は次第に打ち解けてゆき……?武蔵坊弁慶、一生に一度の命を懸けた恋の行方は?
遮那王 義経(17) 奥州編
馬術に優れた金国人・リヤンの技を目にした漂太(義経)は、馬術の限りない可能性を感じる。乗馬技術を教えてくれと頼み込んだ漂太だが、半月練習しても落馬続き。果たして人馬一体の真髄とは……?一方、平家側の人間が新しい陸奥守に着任した!平清盛は、平泉へ赴く藤原範季(のりすえ)と、その甥、範光(のりみつ)に、義経探索を命じる。僧に身をやつして平泉を訪れた範季と範光に、偶然出会ってしまった漂太は!?
遮那王 義経(18) 奥州編
平清盛の命を受け、新しい陸奥守・藤原範季(のりすえ)と、その甥、範光(のりみつ)の二人は、漂太(義経)探索のため平泉を訪れる。敵を攪乱(かくらん)させようと、自ら義経探索を手伝う漂太だが、絵心のある範光は似顔絵を完成させてしまう!清盛の真の刺客とは?範光の本当の身分とは?そして、漂太(義経)こそ「牛若丸」だと知った新陸奥守・範季は、漂太の庇護者であり奥州の王・藤原秀衡(ひでひら)に問う……!
遮那王 義経(19) 奥州編
本物の牛若の兄・源範頼(藤原範光)に会い、平氏打倒の夢を語り合った漂太(義経)。だが、つかの間の平穏の陰で、奥州の覇者・藤原氏打倒の陰謀が不気味に動き始める!付け火の横行、重臣たちの暗殺……。現場には「この国に天誅をくだす」との書置きが残され、ついに藤原秀衡(ひでひら)の息子、泰衡(やすひら)が敵に捕らわれた。秀衡は、奥州藤原にとって最悪の敵を覚悟する。奥州国家転覆をはかる闇の正体とは……!?
遮那王 義経(20) 奥州編
奥州藤原氏を狙った襲撃の数々は、藤原氏に恨みを持つ旧敵・清原氏の陰謀だった。狙いは奥州国家転覆、そして乗っ取り──!奥州の平和を考える覇王・秀衡(ひでひら)は、捕らわれた息子・泰衡(やすひら)の命を犠牲にしても敵を殲滅(せんめつ)するという苦渋の決断をする。一方、捕らわれた泰衡を救出しようとする漂太(義経)は、なんとかして秀衡の決断を覆そうとするが……。そして運命の朝、藤原軍、全軍突撃!!
遮那王 義経(21) 奥州編
捕らえられた泰衡(やすひら)と敵幹部の姿は消えていた。内通者がいる……!奥州の覇者・藤原氏に積年の恨みを抱く旧敵・清原氏による国家転覆の陰謀が着々と進行する中、漂太(義経)たちは、驚くべき敵の本拠地をついに突き止める!藤原全軍で挑まんとする、まさにその時、清原氏に買収された国司目代(国司の代理人)が秀衡の動きを封じる!泰衡救出なるか!?平泉、陥落目前……!?
遮那王 義経(22) 奥州編
大型船で攻め上る清原軍を、平泉陥落寸前で粉砕した漂太(義経)たち佐藤軍。さらに、藤原泰衡(やすひら)を救出し、漂太たちは敵の首領・清原光衡(みつひら)を追いつめる!!奥州の覇者・藤原氏に百年の恨みを抱く清原の宿願の結末は?奥州国家転覆計画の陰の黒幕とは……?──そして、久しぶりに平穏を取り戻した平泉で、嫁取りの話が舞い込む!?ドキドキの「漂太の嫁取り物語」も収録し、奥州編、ついに完結!!
解剖医・今宮准教授の推理

解剖医・今宮准教授の推理

俺は探偵じゃない。解剖屋だ!仙台の国立大学・杜乃宮大学医学部法医学教室。解剖技官・梨木楓は、上司である若き准教授・今宮貴継とともに日夜、警察から運び込まれる身元や死因が不明の死体を解剖している。ある日、彼らに、温泉旅館で不審死した東京の出版社の文芸編集者の不審死の知らせが届き、現場に駆けつける二人。そこには、かなり肥満した男の悲惨な異状死体があった。事故か殺人か―--。容疑者は仙台在住の4人のミステリ作家と旅館の仲居。今宮と梨木は、遺体の外傷を観察、内臓の全摘出後、病理検査にかけ、身体の隅々まで検分、時には犯人でさえ気づかない証拠にたどり着く。
龍馬が戦国をゆく

龍馬が戦国をゆく

坂本龍馬×織田信長 二大英雄の夢の競演! 英雄たちが覇を競う戦国転生戦記、ここに開幕! 幕末の志士・坂本龍馬。1867年、彼は近江屋にて暗殺された――と思いきや、なぜか約300年前の日本・戦国時代に転生してしまう。せっかく戦国時代に転生したのだからと好きに生きようとする龍馬だが、天下統一を目指す英雄・織田信長と相対することになり・・・!? 坂本龍馬が戦国時代に転生し、当時の英雄たちと交流しながら新たな歴史を紡いでいく! 怒涛の戦国大河ロマン、第1巻!
乙女高校ボクシング部

乙女高校ボクシング部

中学時代イジメられっ子だった主人公・雷田大樹。乙女高校と言われた共和高校が女子高校をやめて男子を一部入れると聞き早速入学する。男子が少ないのならイジメられることもなく、しかも女の子にもてるだろうと大樹は小躍りする。しかし入学式に出席して呆然とする。入学した男子はたった4名。その日から今度は女子からイジメられる。居場所がなくなった大樹たちがたまたま逃げ込んだのはボクシング部の部室であった。その日からボクシングをやらざるを得なくなる。しかし大樹たちは少しずつボクシングの魅力に取りつかれていく。
遮那王 義経 源平の合戦 超合本版

遮那王 義経 源平の合戦 超合本版

【単行本版1~5巻を収録した超合本!※内容はコミックス発売当時と同様です】穏やかな月日が流れ、漂太の奥州下向から6年が経った治承4年(1180年)。平氏の横暴に不満を持った源氏が日本各地で動き始めていた。そんなある日、奥州平泉に一人の密使が訪れる。それが逞しく成長した若武者・漂太(義経)の新たな運命の幕開けだった! 源義経、今こそ歴史の表舞台へ――!! 待望の「源平の合戦編」開幕!!
遮那王 義経 超合本版

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【単行本版1~5巻を収録した超合本!※内容はコミックス発売当時と同様です】京都の古い神社から見つかった古文書。そこには牛若丸(源義経)が、若干16歳にしてこの世を去ったと記されていた。驚愕のもうひとつの義経伝説がここに始まる! 時は遡り平安時代末。京の都での出来事。旅芸人の少年・漂太は自分と外見が瓜二つの牛若丸(源義経)の身代わりを依頼された。漂太と牛若丸――二人の数奇な運命がここから動き始める。
遮那王 義経 源平の合戦

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穏やかな月日が流れ、漂太(ひょうた)の奥州下向から6年が経った治承4年(1180年)。平氏の横暴に不満を持った源氏が日本各地で動き始めていた――。そんなある日、奥州平泉に1人の密使が訪れる。それが逞しく成長した若武者・漂太(義経)の新たな運命の幕開けだった!源義経、今こそ歴史の表舞台へ――!!笹竜胆の旗の下、流浪の少年・漂太が牛若の遺志を継ぎ、戦場の神となる!!待望の「源平の合戦編」開幕!!
山賊王

山賊王

六人の“星”が時代を変える!「真・太平記」ここに開幕!──時は鎌倉時代末期。幕府最高権力者・北条高時の悪政に、世の民はあえぎ苦しんでいた。そんな中、あらぬ反逆の罪で父を高時に殺された少年・樹長門(いつきながと)は、先祖伝来の伝説の剣をたずさえ、同じ“星”を持つ男・楠木正成と出会う。“星”に選ばれた少年は、“悪党”楠木正成の下で、父の仇討ちを心に誓う!!大長編歴史大河ロマンスタート!
シバいたれタカ!

シバいたれタカ!

拳にすべてを賭けた男が現れた!大阪市大阪区。不良のメッカであり、腕に自信のある男が腕試しに来るこの街一番の暴れん坊、萩原高(タカ)。小さい頃から負けず嫌いで、大阪区一番、ひいては日本で一番を自負するタカに、ブッ倒したい男ができた。東京ボクシング界のホープ、バンタム級で負け知らずの葛木比呂樹。タカは上京して葛木にまみえる!オレとお前とどっちが強い!?不良・タカのボクシング成り上がり伝説、開幕!
風鳴の左近

風鳴の左近

左近はやんちゃざかりの若き忍び。天狗の末裔と呼ばれ、“伝説”と恐れられた忍者・白鷹(はくおう)一族も、太平の世では表稼業に身をやつし、活躍の場のない日々。頭首・左近に至っては、女にうつつを抜かして遊び呆けるやりたい放題。だが、1つの出会いが左近の運命を大きく変える!忍び軍団「闇鴉(やみがらす)」と、伝説の忍び・白鷹7人衆との謎の秘宝を巡る死闘が今、始まる!痛快忍者アクション伝説、開幕!
強く成り上がれ!

強く成り上がれ!

男、石橋辰巳、無敵伝説の始まり!?横浪北高校に入学した辰(タツ)は、玉砕した片思いの女のコの一言がきっかけで「世界で一番強い男に成る!」と発奮し、空手部の門を叩く。特攻服着て、格闘技の“カ”の字も知らなかった辰の前に早くも波乱万丈の兆(きざ)しあり!こんなんでホントに強く成り上がれるの!?『遮那王義経』で講談社漫画賞を受賞する沢田ひろふみ若き日の、笑いあり熱闘ありの“空手アホ一代目”伝説!