そなたは指南するためにここにいるのだろう? 二人でいることを誰が咎めるというのだ 龍気の強い雷零の閨の指南役は、龍気の弱い氷咲にとって命の危険すらある役目だが、氷雪族の民のため、国のため、雷零のため誇りをもって役目を全うしようとする。まっすぐな気性の雷零と接するうちに、氷咲の胸に温かくも切ない気持ちが生まれ……。トラウマのせいで女嫌いの雷零も、氷咲の凛々しくしなやかな心根に心惹かれていく。雷零が婚姻するまでの短い期間のかかわりでしかないとわかっているがゆえに二人は――。女嫌いの龍帝×凛々しい佳人、初心で不器用な二人は少しずつ歩み寄るが互いの立場ゆえに――。ソーニャ文庫『五龍国戀夜』がコミック化!!