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F1マシンの設計を夢見る風見潤は、チューニングショップ「メカドック」で働く敏腕チューナー！でもいい車を見るとついつい客の注文以上にやりすぎてしまうことも…。おかげで「メカドック」は赤字続きで、経理担当の中村一路から大目玉を喰らう毎日。でも全ては車が好きだからこそ!!楽しい仲間と車に囲まれて、「メカドック」は今日も絶好調営業中!!
チューニングショップ「メカドック」の敏腕チューナー・風見潤のもとには今日もさまざまな車が持ち込まれる！傍若無人なコルベットを取り締まるため、婦警に頼まれてミニパト・セルボを改造することになった風見。基本性能が段違いのコルベットとセルボ……どう考えても不利な状況で風見がミニパトに施したのは「ゼロヨン」用のチューンだった!!
那智渡との出会いでキャノンボール・トライアル出場を決意した風見潤。松桐坊主や女暴小町らおなじみの面々も参戦し、レースはヒートアップ！様々な強敵を抜き去っていく「メカドック」のセリカXXは、那智のRX-7や「チューニングの神様」と呼ばれる渡辺俊光のフェアレディＺを相手にデッドヒートを繰り広げる!!
白熱するキャノンボール・トライアル！那智・渡辺・風見ら３人のデッドヒートはますます加速していく。しかしコースとなっていた横浜新道では警察の検問が行われていた！3人は検問を強行突破。警察は特別高速隊を出動させるが誰も追いつけない。そんな中、ある男の駆る１台のパトカーが猛然と3人に迫っていく…。凄まじいパワーを持つそのパトカーの主…その正体はなんと那智の双子の弟、徹だった！
キャノンボール・トライアルもいよいよ大詰め！最後のニトロ・パワーを使い、遂にトップに立ったメカドックのセリカXX。栄光のゴールは目前に迫り、後はただゴールするのみ！しかしその時マシンに異変が!!度重なるニトロの使用がエンジンに多大な負荷をかけてしまっていたのだ。迫り来るRX-7とスーパーＺ…ラスト10メートル、優勝の行方は!?キャノンボール・トライアル編遂に完結!!
全日本ゼロヨンＧＰに招待されたメカドックは、CR-Xで参戦するも、練習走行で訪れた会場でそのマシンを盗まれてしまう！急きょ新たなCR-Xをチューンし、本番を迎えたメカドック。その最初の相手はCR-X…しかもそれは盗まれた「メカドックチューン」のCR-Xだった！奇しくも「メカドックvsメカドック」となってしまったこの戦い…怒りに燃える風見潤は抜群の走りを見せる!!
全日本ゼロヨンＧＰ、渡辺俊光のＺを下し決勝に進出したメカドックの相手は「夢幻アウトバーン」。そのチューナーは何と女性だった!!驚くメカドックの面々の前で、その女性・兵藤千里は「日本のモータースポーツ界制覇」を宣言する。その言葉がハッタリではないことは、マシンが証明していた。夢幻のRX-7が搭載しているエンジン、それは「夢の新エンジン」と呼ばれるセラミック・エンジンだったのだ！全日本ゼロヨンＧＰ、いよいよ決勝のグリッド!!
メカドックチューンの車を襲い、ステッカーを奪っていく謎の「シルエットの男」。シルエットをRX-7で追った風見と那智は、首都高でシルエットと戦うことに！レーシング・カー仕様のシルエットに一時は突き放される風見たちだったが、新たにチューンしたRX-7はレーシング・カーにも引けをとらないものだった！勝利を目前にした風間たちだったが、そこに複数のシルエットが現れ…？
富士スピードウェイから始まり筑波、鈴鹿両サーキットをまわり、そして再び富士スピードウェイへ戻ってくるという東日本サーキットＧＰが開幕した！メカドックからは風見、那智、中村の３人が出場。那智は「メカドック」ではあるものの、このレースで風見との決着をつけると息巻いている。その言葉通り、抜きつ抜かれつの熱戦を繰り広げる風見と那智。そしてもちろん追従してくる「夢幻」のマシン。風見、那智、そして「夢幻」。三つ巴の戦いはレッドゾーンへと突入!!
東日本サーキットＧＰも残るは半分!!最下位に転落してしまった風見のグレーサーＺは必死の追い上げを図る。その頃トップグループではメカドックの那智と夢幻の五十嵐が熾烈な戦いを演じていた。しかしその時五十嵐のボブキャットに異変が！全てをコンピュータ任せにする「コンピュータ走法」が出来なくなった五十嵐だったが、自らの力による走りに開眼する。最後のピットインも終わり、レースはいよいよ最終決戦へと突入！
熾烈を極めた東日本サーキットＧＰもついに最高潮!!渡辺の思いを胸に、風見が、那智が、五十嵐が最後のデッドヒートを繰り広げる!!栄光の表彰台に立つことができるのは一体誰だ!?車が好きな全ての人に贈るカーロマン大作、堂々完結!!巻末には「よろしくメカドック番外編」も収録。
