あらすじ「遂に手に入れた――。女の、子宮……」 不運体質の高校生・椿。毎日、神社に祀られている傷だらけの狛へび像を拭いて磨くなど心優しい彼は、美人で文武両道、一学年上の幼馴染・咲陽に片思いしていた。そしてある日の下校中、二人は通り魔に襲われてしまい――!? 幸運の白蛇と大禍憑きの少年、そして謎を抱えた幼馴染。それぞれの執着が絡みつき、廻りだす――。古都京都。成り変わり偏愛譚、開幕。『あさこ』『いなり、こんこん、恋いろは。』 よしだもろへ最新作。
不運体質のせいで学校でも孤立している高校生の新妻椿は、唯一の友人である1つ年上の幼馴染・月吉咲陽(さくや)に片思いしていました。 しかしある日、2人で下校中にその咲陽が通り魔に刺されてしまいます。 ところが、致命傷を負ったはずがすぐに立ち上がる咲陽。 なんと、彼女の身体には神の使いの白蛇「白夜」を名乗る存在が乗り移ってしまっていました。 咲陽と記憶を共有していて彼女に成り代わり生活をし始めた白夜は、椿と夫婦になるために咲陽の身体を手に入れたと言います。 果たして白夜のその発言の真意とは? 白夜に奪われた身体に咲陽を戻す方法はあるのか? そして全てが始まる前、物語冒頭に咲陽が発した言葉の意味とは? 謎が謎を呼び、執着が運命を狂わせる恋物語です。 1巻まで読了