ミイくんのことが大好きな幼馴染の夢一(ゆめいち)。ミイくんの言うことは絶対。ミイくんの好きな食事を作り、ミイくんが眠るまでそばを離れず、時にはミイくんに座り心地の良いクッション扱いされ、従順なペットとして過ごしていた。そんな夢一の「特別」な存在だと自惚れていたミイくんだったが、ある日、夢一の好みのタイプが金髪ショートカット、大きな瞳の華奢な子だと気づかされる。自分は特別でも何でもない、夢一の好みの子の中のただの一人だということを知ったミイくんは今まで感じたことのない気持ちがあふれ、思わず涙をこぼしてしまう。第三話42p