三年に及んだ地殻変動は多くの生命と秩序を破壊した!絶望の底から希望を紡ぎ、新東京の民は強く生きようとする!だがその芽を摘み蹂躙する化物どもが跳梁跋扈!窮地に立たされた人々の前に現れしは黒鉄のヒーロー!!瞬着!覚悟完了!!人類の剣となれ葉隠覚悟!!!
君は見たか?三千の怨霊を着装う15歳の少年を!君は見たか?侵略と差別の中から立ち上がる正義を!君は見たか?愛よりも重く、夢よりも果てしない戦士の本領を!決して目を背けてはならない!
廃墟の町に唄う17メートルの個性・毒魔愚郎!赤十字と白衣の下に秘めた魔性・恵魅!異形は何処から来て、何故に貪るのか?蟲と霧に隠された古城から、呪いの朗誦がこだまする。抹殺!抹殺!人類抹殺!4千の戦鬼、新東京に挙る!何ぞ怖れん、我等に葉隠覚悟あり!
たとえ行手に死神が待ち受けようと、それが避けられぬ運命ならば、望んでいたぞと微笑む魂。それが覚悟!一歩も退くな!一度も振り向くな!拳が届くところまで!
休息の許されぬ運命を恨むな。ここが雨だという事はどこかが晴れだという事だ。人の世に安らぎもたらさんと思わば、おまえは進んで弾丸雨飛の真只中に身を置くべし。極めて単純な道理なり。善い事とは苦痛を堪える事である。腕一本目一つとなろうと問題なし!われら葉隠一族は七度生まれ変わるなり!
忍耐忍耐忍耐忍耐忍耐忍耐忍耐必勝!人間人間人間人間人間人間人間人間悪鬼!
「先祖の悪事を顕はさず、善事になり行く様、子孫として大精進、大我慢いたすが葉隠の道にて候!」「儒道・仏道笑止なり!散(はらら)の信ずる詩はただ三文字!不退転!これだけにて候!」鋼我一体成し遂げし13歳の覚悟の眼前に螺螺螺地獄の扉は開く!「何故だ?兄上!」
大義というは大の樹なり!その幹の太く大なること限りなし!何億万もの人を支え、少しも揺るがぬものなり!神も科学も多数決も占星術も、大樹の枝葉に過ぎぬもの!身をゆだねれば、じきに折れてしまうものなり!天下泰平の基は大義なり!大義より出づる智勇が本の物なり!
人間が真剣になるとはいかなる意味であろうか?真剣になるとは、真剣と化すという意味である!真剣と化すとは、心技体が真剣の如く武器化している状態である!覚悟も散も真剣そのものであった!
2015年8月、中国大陸北部ハルビン血涙島。葉隠覚悟(破邪の構え)対現人鬼・散(螺旋の構え)。一撃必滅を秘めたまま、数分か、あるいは数時間か、静止する両戦士!しかしその認識は、互いの虚を見出さんと、壮絶な先頭を繰り広げている!瞬き!呼吸!心臓の音!太陽の反射!千分の一秒の隙も許しはしない!只の静止ではない!超高速で回転するコマは静止して見えるのだ!
進めば死すと知りつつも命の弦は危うくも捨身の他に道はなく放てぬ正拳握りしめただ天運に任せつつはらわた風雨に晒すとも両の瞳暗黒に召さるるも熱血咽に溢るるも声を絞りて弟は言う「愛しています!兄上!」
正義と愛に溢れる王道ヒーローもの ページをめくる度にワクワクする大当たり漫画 とにかくセリフがアツい! 意味わからないものも多いがとにかくよし!
「劇光仮面」を読んでいるなら「エクゾスカル零」を読んだ方がいいと耳にして、まずはその前作?である「覚悟のススメ」から読んでみました。 最後まで山口先生の熱量に圧倒されっぱなしでしたね。1巻はちょっと乗りにくいノリなんですが、2巻での主人公の葉隠覚悟が変身スーツ「零」を装着するに至るまでの過程からグッと引き込まれて、そこから最終11巻まではあっという間でした。ところどころに笑っちゃう場面があるのがよかったな〜。 完全版に収録された当時を振り返ってのインタビューに「当初は2巻くらいの短期決戦の予定だったけど、結果的に最後まで同じスタミナ量で取り組むことが出来てよかった」という内容のことが書かれていて、それをやり切った山口先生の覚悟すごいと思いました。
『負けることは恥ではない!戦わぬことが恥なのだ!』 心を揺さぶる熱いセリフの数々。 どれも名言にして残したい言葉です。 絵はちょっとグロいし、初めて読む人にとっては世界観が特殊すぎて取っ付き辛い所があるかもしれません。 慣れたら面白いんですけどね。 まぁ世紀末の歌舞伎みたいなモノだと思って、ぜひ読んで見てください。
正義と愛に溢れる王道ヒーローもの ページをめくる度にワクワクする大当たり漫画 とにかくセリフがアツい! 意味わからないものも多いがとにかくよし!