あらすじ「そしたら灯と会えたから…こういうのが運命っていうのかもね」 季節は夏。灯と藤真は、祇園祭の喧騒を避けて貴船神社に涼みに行くことに。夏の青葉を爽やかな風が揺らす貴船は、静かで穏やかな別世界だった。いつも以上にふたりを素直にしてくれる場所で、お互いの出会いを振り返ったとき、ふと口をついたのは「運命」という言葉で――。