あらすじ「さて、今日はどうされましたか…?」最近体調が悪い私が訪れたのは、街の小さな病院。格好いいけど胡散臭い「片白先生」が、暴れる患者を前に「フシギな治療」を始めます。妖精が詰まった少女、美しい死体袋、目玉の何か、かぐや姫の娘と人狼の恋――。片白先生の元に訪れる「人でなし」たち。悩む彼らの姿はまるで「人」のようで……。「人外」描きの名手・岩飛猫が贈る、幻想シニカルストーリー。
胸に圧迫感を感じてとある診療所を訪れた少女。 しかしそこは片白という医師と謎の黒い布を被った助手が営む、**人ならざるもの専門の診療所**でした。 その診療所で働くことになった少女は、片白先生の診察を通して、様々な異形の存在と出会うこととなります。 この作品はそんな彼女たちの不思議な日常を描く作品です。 岩飛猫さんは『透明男と人間女~そのうち夫婦になるふたり~』や『人間のいない国』など、人間とはちょっと違う存在を描くことが多い方ですが、この作品、特に第1話はこれまでの作品とは少し違う驚きのある展開を魅せるので、まずは第1話だけでも見てみてほしい作品です! 第1巻まで読了