あらすじ様々な事情を抱えた客を、夜から朝まで、寝ずの番で見守る――。「見守り屋」として働く祥子の唯一の贅沢は、夜勤明けの晩酌ならぬ「ランチ酒」。鶏皮串にはハイボール。滋養たっぷりの肉骨茶には本場のタイガービール!冷たい雨に打たれる夜には、ワインとステーキライスで心も体も温めて。どんなときでも、食べて、飲んで、生きていく。娘のこと、将来のことと悩みは尽きないけれど、人々との出会いと「ランチ酒」が、明日へ向かう血肉となってくれる。そんな中、元夫・義徳との関係にも驚きの展開が――!?
頼まれたワンちゃんや赤ちゃんやおばあちゃんを一晩中見守って、仕事終わりにランチ酒。 大変なお仕事だし、手放しでいいなあとは言えないけれど明るいうちから飲んであとは寝るだけって気持ちいいだろうなあ。 見守り屋さんとして働くバツイチでアラサーの犬森さんが気持ちよく働いて気持ちよく酒と飯を楽しむお話。 毎日を楽しんで生きる犬森さんだけど、何かしら抱えてそうな雰囲気もある。そんな彼女だからこそ、お客さんも心を開いて見守りを頼めるのかもしれない。 定食や丼やハンバーガーといったボリュームあるランチに日本酒やビールを合わせる豪胆さも素敵。 よく食べよく飲みよく働く、見習いたいものです。 酒漫画としてもお仕事漫画としても楽しめる、大人に読んでほしい作品です。