作品情報著者Dicearrow_forward_ios巻数1巻arrow_forward_iosカテゴリ少年マンガarrow_forward_ios出版社KADOKAWAarrow_forward_iosレーベルMFCarrow_forward_ios
新鋭・Diceさんが送る、魔法学校ものとミステリが融合した作品です。 才能ある者たちが集い、一流魔女を育てる名門「ネビュラント魔法学校」。魔法制御の力も魔法に関する知識も乏しい主人公の一年生魔女アリーズは、魔法を学ぶためではなく姉を石にした犯人を探し出して姉を元に戻すためにネビュラントに入学した少女。 アリーズはかつて人に酷い裏切りを受けた経験から「騙されるのは他人を信じた時だけ」を信条としており、たとえどんな危機が迫ってもあらゆることをひとりで片付けようとします。笑顔で近付いてくる学友たちの中に、残忍な犯人がいるかもしれないから。そんな孤独なアリーズの奮闘が描かれていきます。 魔法学校ものといえば、現実にはない魔法を用いた生活様式や、多彩なキャラクターたちが魅力的ですが本作でもその辺りはたっぷりと描かれます。 物語開幕冒頭からアリーズを敵対視してくるお嬢様のスコルピアや、きのこを操る魔法を使うカプリース、シスコンの姉ジェムとメグの姉妹、いつも自分を助けてくれる大喰らいのルームメイト・レオなど癖のあるキャラクターたちが良い味を出しています。 また、魔法的な部分で言うと魔法生物グリッフルとの協力によってサニーベリーを収穫する授業などは世界観をよく表していて面白い所です。私もグリッフルをモフりたい。また、図書棟や魔法庫といった場所もファンタジー感がたっぷりと出ていて良いです。 そして、バトルシーンはもちろんですが、アクエリア先生の登場シーンなどただ移動するだけのアクションですらカッコよく描かれているのも特徴的です。 おまけマンガも勢いよく笑ってしまいました。 それにしても、果たして犯人は誰なのか。私、気になります。